最強の能力を手にした俺が神界に転移~世界大会で優勝した俺、そこで得た能力がチート能力なため、神界に招待された~

牛山

序章

大会実況者が言った。


「ゆ、優勝は、アベンジ選手だ!!!」


実況者の声が会場全体に響き渡る。


「これは偉業!最年少優勝!」


そこら中から賞賛の声が聞こえる。




はあ、そんな世界大会優勝ごときではしゃぐのか?


まあ、いい。金が手に入れば色々な情報が手に入りやすくなる。




「優勝したアベンジ選手には、賞金10億円と能力適応をします!」






数十分後…




ふう、やっと金が渡された。


色々警備しすぎなんだよな。


「では、次に能力の適応をします!」


あ。まだそんなのも残ってたのか。


はあ、どうせ今まで能力適応者なんて出なかったのになんでやる必要があるんだよ。


まあ、適当に済ますか。




会場関係者がアベンジの近くに来た。


「では、適応を試します!」


その声とともに会場関係者が、いかにも高級そうなうつわを渡した。




「では、アベンジ選手はうつわの上にのっている光に触れて下さい!」


光っていうのはこの玉か?


まあいい、さっさと触れて終わらせよう。




そう思いながら触れた瞬間




バーン




会場全体に大きな衝撃が走った。






「きゃああああああ!子供が!子供が!」


その声で会場全体が混乱状態になった。


「皆さん!一度会場の外に出て下さい!!!」


会場関係者も混乱状態になっている。




会場全体が混乱状態になっているなか…。




な、なんだ!この光に触った瞬間、会場に大きな衝撃音が響いた!


どういうことだよ!


もしかしたら…。この光のせいなのかもしれない!


くっそ、はなれろ!




アベンジに光の玉がくっついている。




俺のせいで色々な人に迷惑が掛かっている可能性がある!


やばい!これじゃあの頃の俺と同じに!




ピン




その音とともにアベンジが光に飲み込まれた。




く!なんだ!急に光に飲み込まれて!


とりあえず、目を開けないと!




アベンジが目を開けた瞬間




さっきの光が消えている?


どういうことだ!?


しかも、大会で負った傷が癒えている!?




「そんなに焦らないでください」


なんだ?


後ろから女性の声がした?




アベンジが後ろを向くと、金色の髪をした女性が立っていた。




「あの!ここは危険なので会場の外に行った方が!」


「いえ。その必要はありません」


「は!?」


何なんだこの人!急に出てきて!


「あなたは誰なんですか」


「おっと、申し遅れて申し訳ない。私は、神界、から来たものです。いわゆる、天から来ました」


「て、天!?」


「そうです。ここを天下というのなら、天上ですね。私は天上の偉い人の使者ですね」


意味わからん!


「えっと、じゃあなんでそんなすごい人がこんなところに?」


「いやいや、私なんてそんなに偉い人ではありませんよ(笑)!まあ、目的はですね、選ばれたものの招待、ですよ」


「選ばれたもの?」


「そうです、簡単に言えば、能力を持っている人を招待しに来たのです」


な、なるほど。


「それで俺を招待しに来たんですか?」


「そういうことです」


「は、はあ」


理由はわかってけどいまいち世界戦がはっきりしないな…


「で!ぜひ来てもらいたいんですけど!」


「なんで、そんなにきてほしいんですか」


「実は、今回能力者を連れてこないと、使者をはずされてしまうんですよ!」


「な、なるほど。ということは能力者ってたくさんいるんですか?」


「まあ、神界なら五万といますよ」


「なるほど」


「ということなのでぜひ来てもらいたいんです!!!」




結構押してくるな!


「まあ、ちょっとだけなら」


「ありがとうございますありがとうございますありがとうございます!」


連呼すな!




「では、アベントさんの」


「ちょっと待ってください!俺の名前知ってたんですか!」


「まあ、私の能力で」


ま、まじか。


能力ってそんなに便利なのかよ。


「じゃあ、さっき言おうとしたことを言いますね」


「あ、すみません」


「では、アベントさんの能力を見ますね」


「お願いします」


汎用性の能力でありますように。




「え、うそ!これは、ちょっとやばいですね」


「どういうことですか?」


「一応アベンジさんの能力についてはわかりましたけど、その能力がすごすぎて」


「え、どういう能力ですか?」


「能力名は、天地万物、です」


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