032 スーパー

 私はスーパーが好きだ

 だからスーパーを見かけるとついつい入ってしまうのである

 いつもと変わらない風景

 そしてその中にある特売品

 ひんやりとした空気

 それによくわからない独特の音楽

 とても居心地のいい空間であろう

 私は商品を物色しながら歩いて行く

 そしていつしか出口に辿りつく

 出入口が二つあるのもスーパーの魅力である

 入り口からまっすぐ歩けば出口に辿りつくのだから

 そして外に出た

 何かを買う事はない

 私はスーパーが好きなのだ

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