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  • 第1話への応援コメント

    まぁ使い捨てが当たり前になってる今日にあって、長きに渡り愛着を持って使われる道具ってものの存在自体が稀有になっていますからねぇ。そんな道具に憑く神様もその依り代、存在が人々から忘れ去られ、存在そのものが失われていくものなのかもしれないですね。神そのものもそんな存在。
     ひと柱、ひと柱。。。神そのものの存在が消えていくそんな現代社会・・・
     思えば、怖いもの。世の乱れを示すもの・・・。

     雨水<あまみず> => 女水、天井の梁から垂れる<生暖かい>みず。。。
     屋内に居る女将が、古民家に憑く付喪神なら、その内側から垂れるもの・・・
     日本語文学らしい、やわらかい間接表現。(苦笑)

     昨今の文芸作品はじめ、漫画、アニメに欠けるもの。
     書く側の技量が落ちたのか、受け取る側の感性が退化、鈍感になってきているのか・・・。嘆かわしい限り。
     そんな思いを起こさせる作品。

    作者からの返信

    @yoibito_sirazu様
    読んでいただき、また、コメントをいただきありがとうございました。
    今回の作品は読み手の方の感性で解釈の可能性を広げていただくものでした。どのような解釈も正解であり、それが広がるほど作者としてうれしいところです。

  • 第1話への応援コメント

    読み合い企画「孤高の短編小説を称える本棚」から拝読させていただきました。
    大変興味深いお話に幾度も読み返させていただき、その都度様々な解釈を楽しませていただきました。恥ずかしながら「ふるやのもり」の物語を知らず検索した動画を見るとまた味わい深い感覚を覚えさせていただきました。
    古来日本人が持つ畏れを現代風かつお洒落に味わえる貴作には、現代においてこそ広く読まれてほしいと感じさせていただきました。
    それに畏れる私達はきっと緩んだ緊張の糸を張り直し、知ったつもりの自らを省みて顔を赤らめることになるやもしれませんね。
    この度は自主企画へのご参加に心より御礼申し上げます。どうぞ今後とも益々のご活躍を祈念申し上げております。

    作者からの返信

    崎谷 和泉様
    企画に参加させていただきました。ていねいなコメントをいただきありがとうございました。今回は思いが交錯する付喪神たちのお話です。期間の終わり近くの参加でしたので、これからじっくり皆様の作品を読まさせていただこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

  • 第1話への応援コメント


    生暖かい生水って、つまりよだれみたいなものでしょうかね?
    「私ったら端ないことを」というのは、つまりそう言う意味だと解しましたが。
    それだけだったら微笑ましいだけの話で閉じられたものを、別のあやかしの視点を入れることで、ちょっとした凄みと言うか、女性の怖さ、色っぽさとも言うべきものがユーモラスに描かれているのがいいですね。
    一つの民話名から豊かに拡がったイメージを、これだけの短い分量に収めた手際が見事です。

    作者からの返信

    湾多珠巳様
    読んでいただき、また、コメントをいただきありがとうございました。
    この作品では落ちてきたのが「雨水」とも「◯◯みたいなもの」とも読める記述にして判断は読者にお任せしてみました。「雨水」に寄せるよう「漏れを塞ぐ」(屋根に登って瓦のずれを直すことを想定)やり取りを入れたりしています。女性キャラの魅力は「可愛さ」「健気さ」「恐ろしさ」を併せ持つことと考えています。そうした部分を感じ取っていただけていたらうれしいです。