第4話 孔雀(クジャク)とグッパ
-ストーリー-
-第4話(Part4)- 孔雀(クジャク)とグッパ(参上!)
西の都では、カジノと観客席が設けられていた。
観客席から見守る、キャップを被った2人。
1人は才蔵、もう1人の小さなガキは、小介であった。
才蔵「どうやらいないみたいだな、佐助ちゃんわよー。」
小介「オイラ、もう少し探してみる。」
このカジノのオーナーこそ、見た目はペンギンの、酉「孔雀(クジャク)」であった。
そして孔雀は、「水の石盤」を持っていた。
孔雀「パーティー(ショー)・タイム(ナイト)♪」
勇(ユダ)「見つけたぜ、石盤をよこせ。」
※孔雀の技には、『バーム・クーヘン』というモノがあり、輪っかになったドーナツ状の気功を相手に飛ばし、身体(からだ)を締め付ける。
孔雀は強く、負けそうになる。
・・・切れ長の目をした青年が現れる。・・・
青年「助けたろか、兄ちゃん。」
現れたのは、グッパという編み髪の長い青年(額に六芒星)であった。
グッパ「グッパ7道具が1つ、超(ハイパー・)ヨーヨーや、どやー。」
孔雀「なっ…、強い。」
(孔雀がカード(トランプ)を投げ、爆発させるのに返し、グッパ7道具が1つ、魔ビー玉と指間術の見事な組み合わせが、クリーン・ヒットする。)
留めを刺すグッパ。
才蔵「俺達の出番はなさそうだな。」
(後に、ズルい方法で勇達を追撃しようとする孔雀を、文字通り‘ズタボロ’にお仕置きする。
才蔵「魚フンの方がまだマシだ。」
孔雀「エビス様に、報酬を貰う為に…。」
孔雀が一時的に勇達の仲間になるのはその後。
‘トリック’を明かす。)
孔雀の完全敗北である。
水の石盤、ゲット。
勇(ユダ)「あれ!?さっきの男は?」
小ブタ「ここや、ここ。」
勇(ユダ)「ん…、どこだ。」
小ブタ「ここやて。」
(背が低い故、発見されるのに時間がかかる。)
勇(ユダ)「小ブタが喋った!!」
(小ブタ「ほぅほぅ…、あかん、こんなモン見たら鼻血が…。」(赤面))
華憐(カレン)「なんかこのブタ、キモいんだけどぉー。」
(スカートの中を、神アングルでガン見される。)
小ブタの正体はグッパであった…。
グッパ「わいの名はグッパや。ただの風来坊やさかい、安心せい。今の借りは、その可愛い姉ちゃん(巨乳ちゃん)に免じて許しちゃる。あんさん(兄ちゃん)、死ぬトコやったんやで。
(ほんまやったら高く付く。)」
・・・しばらく話をする。・・・
勇(ユダ)「お前がいてくれたら、心強い。協力してくれ。」
グッパ「しゃーないな、俺の仕事にも手伝って貰うでー。」
勇(ユダ)「仕事!?」
グッパ「そうや、わいは呪われてる身分でな、特効薬を探してるんや。魔法が解ければブタにならんでも、人間の姿ではいられるんや。お宝探しで妖怪7つ道具を集めつつ、薬を追い求めてここ(チューリン)へ来たんや。」【奇術使いによる呪い】
(「まっ、王女様のキスがあれば、一発で治るかも知れんけど…(照)゙」to 華憐)
勇(ユダ)「で、薬の居場所は分かんのかよ。」
グッパ「せやなー。狙いは仂草(ロクソウ)屋っちゅうトコやな。」
華憐(カレン)「知ってるわ。」
グッパ「(フフン、オラの狙いはこの姉ちゃんや。こんな可愛い子とデートできるんやったらわいは何でもする。)
(‘ドストライク・ゾーン’)。」‘ド直球’
(「オラに(何年ぶりかの)天使が舞い降りたァー!!」)
勇(ユダ)「ならこの契約書にサインしてくれ、変身に手間がかかるんであれば、ブタの姿のまんまでもいいから手印を頼む。」
(グッパ「コレと交換条件やー。」(華憐のブラジャーを盗む。)
華憐(カレン)「いつの間に…。」)
グッパ「OK。分かった。」
ギュッ。
グッパ「で、その誓約書の内容は何なんや。」
勇(ユダ)「俺達の12個の石盤探しに手伝って貰う事。そして、チューリン武闘祭への参加だ。」
グッパ「なっ…、チューリン武闘祭やて!?
噂には聞いた事あるでー。何でも、ゴエモンっちゅう奴が主催者になってからルールも変わり、殺し合いも有りになったんやて。そんな試合に出れるか、アホな。」
勇(ユダ)「逃げるなよ。手印押しただろ。」
グッパ「アホ、んな手印利くかいな。動物の手形やないかー。」
勇(ユダ)「そう言われると思って、テメェ独自の額の紋章(マーク)も、さっき頭を打たせた隙に誓約書に取っておいたのさ。」
グッパ「うっ…、いつの間に。」
華憐(カレン)「旅の仲間が増えたわね。」
〈華憐(カレン)「ブタの王子!?グッパの王国って、みんな小ブタなの!?」
グッパ「んな訳あるかいな。」〉
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