猫の転生先がボーイッシュな女の子だった‼‼‼‼‼‼
心愛謎希
第1話 黒田音子です‼
私は今自分の身体を不思議に触っている。
なぜ不思議勝手いるかというと私は生前猫だったから。
いわゆる人間で言うところの転生なのだ。
なぜ、そうなったのかというと・・・。
私はこうなってしまう前は河川敷の近くをうろうろしている野良猫だった。
それに、人間でいうところの恋人まぁ、恋猫がいた。
その恋猫も雌という少し意外な猫だった。
それに周りから黒いから勝手にクロと呼ばれていた。
そして、恋猫は周りからはプチと呼ばれていた。
その恋猫は私からではなく向こうから好きになってくれた。
でも、猫の世界だと私たちは雄にいたずらをされたり、喧嘩したり。
まぁ、でもプチと毎日一緒に寝ることができたのでよかった。
だが、ある日事件は起きた。
私は身体を弱らせてしまったプチを元気にするために餌になるものを探していた。
だが、全く見つからず私は途方に暮れていた。
それに人間界の横断歩道というものを知らなかったためか。
そのまま道路を渡っていたらトラックに轢かれてしまった。
轢かれた衝撃で昇天しているときに、近くでプチが見ていたことに気づいた。
はぁ、私って間抜けだな。
ごめんね、ぷち。
そう思ってはいたが、プチに届いているかは定かではない。
そして、目を覚ますと草がいっぱい生えている所にいた。
そこには髪の色が白色の少年がいた。
「あっ、猫のクロさん。こんにちは」
クロが本当の名前じゃないと言おうとしたら、
「クロは・・・」
あれ、しゃべれてる。
そこでその少年がクスって笑った。
「ここでは生き物は人間の言葉を喋ることができる。それに君は普通の野良猫でクロと言う名前はないことも知っている」
そう少年は言った。
「そうか」
私は渋々そういった。
名前がないとなんて呼べばいいか誰しもが分からんしな。
「自己紹介させて。僕はねこの世界の管理者。言うならば神だ」
「ふーん」
私はその神とやらに今は興味はない。
だが、この人間の言葉にたんと興味が湧いている。
「興味をもて。興味を」
「わし、わっし」といろんな言葉を思うがままに喋ってみる。
私の中の何かをその神とやらが察したのかはわからない。
神は私にこう言った。
「ねぇ、人間になってみる?」
「え、なれるのか?」
私は神に少し興味を持った。
「私も人間になれるのか?」
興味をもってくれたようで安心したような顔を神はする。
「君の性格などは全部この君の本に記されている。だから、今の君の性格のまま人間にしてあげる」
「ありがとう。神」
神は笑顔になった。
でも、神は少し笑顔じゃなくなり最後にこう言った。
「人間の世界も厳しいからね。じゃあ、良き第二の人生を」
その神様の声で起きたら人間だったと言うこと。
しかも、机の上の生徒手帳を見てみると黒田音子。高校二年生。
軽音楽部で彼女も彼氏もいない。
「ほぉ」そんな声をもらす。
でも、これは前の学校の話。
神様とやらも気が利くなぁ。
かなり細かい設定までしてくれている。
っていうか、設定と言っていいのだろうか。
そういえば、昔のことを浸ってたはいいものの今日は引っ越しをして最初の転校先の登校日。
この人間の生い立ちから今までが自分の経験したこととなっている。
しっかりと記憶も鮮明に覚えている。
そうか、今日から私は人間なのだ。
そして、制服を着て私は高校に通う。
人間として歩くのは初めてだが、案外楽しい。
だが、太陽がしんどい。
私はそのまま高校に入り、職員室に向かう。
そして、ノックをするときに頭で整理をする。
今から人間として私は生きる。
猫だったと浸るのは家に帰ってから。
私は今から黒田音子だ。
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