第28話 温泉ドラゴン⑤
「「「「いってらっしゃいませ」」」」
「クー」
僕をお世話してくれたメイドさんたちに“またね”と手を振って別れる。
「では、ルー様。行きましょうか」
「クー」
僕はクレアに、まるで赤ちゃんのように横抱きに抱っこされていた。クレアが足を踏み出す度に目の前でおっぱいがぷるんと小さく震える。まるで僕を誘っているかのようだ。
クレアのおっぱいは、まるでトゲのようにツンと尖ったちっぱいだ。アンジェリカと同じく、まだ成熟していない青い果実を思わせる。触れてはいけない禁断の乙女の果実。しかし、ぷるぷる震えて僕を誘惑してくる。触りたい。
僕は我慢できずにクレアのおっぱいへと手を伸ばす。
「ひゃっ!?」
クレアのおっぱいは柔らかい。柔らかいけど、まだ芯に硬さを残した柔らかさだ。中身が詰まっているようなぷりぷり感を感じる。
「クレア? どうしました?」
突然おっぱいを触られて、嬌声を上げたクレアに、ティアが尋ねる
「ルー様が……。いえ、なんでもありません」
「そうですか?」
クレアのおっぱいは、ぷにぷにとしていて、ハリというか弾力のあるおっぱいだね。ずっと触っていたくなる魅力を持っている。しかも、触っても怒られない。
僕は調子に乗ってもみもみとクレアのおっぱいを堪能していると、メイドさんがお風呂への扉を開けてくれる。
白くもうもうとした湯気が僕たちを包み、水の匂いと鉱物のような匂いを強く感じる。温泉の匂いだ。
僕は一度クレアのおっぱいから手を離す。お風呂場は床が大きな石が敷き詰められた石畳になっている。こんな所で転んだりしたら大変だからね。
僕を抱っこするクレアが先陣を切り、ティアと他の3人のメイドさんがその後に続いてお風呂場へと入っていく。
サウナというほどじゃないけど、お風呂場の中は脱衣所に比べて暖かく、空気が水分を多く含んでジメッとしている。けど、僕はそれを不快には感じなかった。むしろ、気持ちが良いまである。これから温泉に入るという期待感から、そう感じるのかもしれない。僕は温泉好きなのだ。
「クレアも皆さんも、まずは体を洗ってきてはいかがですか? その間、私がルー様のお世話をします」
「そうですね。お願いできますか? ルー様もそれでよろしいでしょうか?」
「クー」
僕は頷いて同意を示す。
僕はクレアの腕の中からティアの腕の中へと移され、ティアは僕を横抱きに抱っこすると温泉へと近づいていく。
僕の目の前でティアのおっぱいがぽいんぽいん揺れる。ティアはその幼げな顔に似合わず、アンジェリカよりも立派なものをお持ちだった。僕が人間だったら、丁度手のひらに収まる程好い大きさのおっぱいだと感じただろう。でも、今の僕は猫程度の大きさしかない。ティアのおっぱいは、十分すぎるほどに大きく感じた。そのおっぱいが目の前で揺れるのは大迫力だ。
僕はティアのおっぱいに思わず伸びかけた手を慌てて止める。ティアが驚いて転んでしまったら可哀想だ。下は石畳だし、お風呂で転ぶのは危ないって聞く。ここは我慢だ。
「いったん降ろしますね」
「クー」
浴槽に着くと、ティアは僕を床に降ろして桶でお湯を掬った。
「まずは、お体をキレイキレイしましょう」
「クー」
どうやら浴槽に入る前に体をお湯で流すらしい。このあたりは日本のマナーと通じる所がある。
ティアが僕の前で膝を付いた。そうすると、丁度僕の目の前にティアのお股がくる。もちろんガン見である。ティアのお股も毛が1本も生えていないツルツルな状態だった。まだ生えていないだけなのか、それとも剃っているのか見分けがつかない。
「ルー様、失礼しますね」
ティアが僕の体にお湯をかけながら、僕の体を手で擦っていく。温かいお湯が体を流れていくのも気持ちが良いけど、ティアに触られるのも少しくすぐったくて気持ち良く感じた。なんだかご奉仕を受けてるみたいでテンションが上がる。
「このくらいでいいでしょうか」
「クー!」
ティアに頭の天辺から尻尾の先まで丁寧に磨いてもらって、僕は大満足だ。翼も広げてご機嫌なことをティアにアピールする。
「良かったです」
ティアは僕に笑いかけると、頭を撫でてくれた。裸の美少女メイドさんが“よしよし”してくれるとか、すごいご褒美だ。
「少しお待ちくださいね」
そう言うと、ティアは自分の体もお湯で流し始める。濡れた裸体ってどうしてこんなにエッチに見えるんだろうね? 肩からお湯を流すティアの姿は、とても艶めかしく見えた。
「お待たせしました」
「クー」
ティアは僕を抱っこすると、浴槽の中へと入っていく。背中に熱を孕んだ湯気が当たるのを感じる。
「では、入りますね」
「クー」
ティアがゆっくりとその身をお湯に沈め始めた。僕の体も、たらんと垂れた尻尾の先から徐々にお湯に浸かり始める。そして30秒ほどかけてゆっくりとお湯に沈み、僕の肩がお湯に浸かったところで止まる。
「ク~」
思わず僕の口からそんな声が漏れた。体中がじんわりと温められて気持ちが良い。体がお湯の中を揺蕩い、まるで重力から解放されたかのような解放感がある。
そんな僕の様子をティアが微笑ましそうに目を細めて見ていた。
「気持ち良いですね、ルー様」
「ク~」
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