第8話 飛べない鳥と、ふしぎな少年

 今年のプリキュアは男の子だったり成人だったり、まあイロイロな挑戦を仕掛けてきていますね。そういえば、さいきん新たに『キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~』なんていう企画も走り出しているようです。プリキュアの〇〇年後を舞台としたお話らしく、当該サイトには成長した『夢原のぞみ』らしき姿が描かれていますね。


 彼女が活躍した『Yes!プリキュア5』の初出は2007年。つまり初登場から16年もの歳月をかけて新たなシーズンを迎えたことになります。リアル年齢として考えるなら彼女はミソジ――まあに立ってるね。実際どういう設定になるのかは視聴時点での楽しみにするとして、旧来のファンにとっては喜ばしいニュースなんじゃないでしょうか?


 わたしは2012年の『スマイルプリキュア!』がデビューだったのであまり馴染みない方々なのですが、まあ過去作もサラッと学習してるので楽しみっちゃあ楽しみです。大きなおともだちをメインターゲットにしてるでしょうから、経済的にもプリキュアを盛り上げるツールになってほしいですね。


 さて、今回はいよいよ男の子プリキュアが登場する予定なのですが――えーっと、前回の次回予告をじっくり見直して、かつ今回の冒頭を見るといろいろな示唆があるのですが――これは男の子と言って良いのか? オスプリキュア? ――ん?


 まあいいや。とりあえずどんな展開になるのか楽しみに視聴していきましょう。




 渡り鳥って実はよく考えていて、飛行中みんなでこういう形→『<』を形成して空気抵抗を押さえてるんですよね。たまに先頭が入れ替わったりなんだったりしてます。興味ある方はググってみてください。ちなみに人間でもマラソンや競輪などレース競技で活用されています。


 すっかりはいはいがうまくなったエルちゃん。けど立ち上がった後のバランスはまだ難しくて――。


 うん、キミはたしかに男の子だ。けど『オスプリキュア』だわ。でも「だいじょうぶ?」のシーンはイケメンだったからやっぱり男の子プリキュアだわ(支離滅裂 ――題名的にあの鳥公は飛べないのでしょうか。


 赤ちゃんの成長ってすごく早くてね。半年もたてば「あうあうあー」的な喃語を覚えたりはいはいから二足歩行チャレンジしてみたり、あと物事を観察し理解する力もグンと上昇します。なのでここでいわゆるひとつの『赤ちゃん言葉』で話しかけると、赤ちゃんはその赤ちゃん言葉をインプットしてしまう恐れがあります。


 赤ちゃんにはちゃんとした『言葉』で話しかけましょう。アナタの子はそれをそのまま学習します。


 人間の赤ちゃんって、序盤ほんとにタイヘンなのよ。たとえば野生の子鹿の赤ちゃんとかは生まれてすぐ自分の足で立ち上がることができます。犬の赤ちゃんもはじめは目が見えなくて嗅覚だけが頼りですが、数週間もすればすぐ成長して自分の足であちこち歩き回れるようになります。人間は成長しすぎるとサイズが大きくて生まれられない問題が浮上するので、赤ちゃんはある意味で"未完成"のまま誕生することになります。その代わり、人間ははじめの1年で脳がえらい成長するのでしっかり学習させてあげてください。脳の発達とすさまじい学習能力。それこそが人間を人間たらたしめる武器でございます。


 しゃべる鳥とか地球にもいるし!(ムダな抵抗


 さすがに意思疎通したり頭脳労働するとかはできないわ。まあ地球も科学技術がファンタジーレベルになってるけどね……すでにブラックホールを作れるかもしれないって言ったらアナタ信じる? 詳しくはググってみてくださいな。


 カレーライスは日本語じゃないので、ええ。日本語のほかにもいろいろな言語を覚えるようですねソラちゃん。


 オイ鳥公おまえ素っ裸で外にいるんだから変身した後も素っ裸でいろよ、って思った方コメントよろしくおねがいします。


 人間は飛べないんだよなぁ……。


 ぷにバード族とかなんかかわいいんだけど。1年とちょっと前ってわざわざ時系列説明するの怪しい。しかも『スカイランドと隣り合った世界に地球がある』ってのもご紹介いただきました。大きな嵐がくると世界にヒビが入る――十二国記の蝕かな?


 きっと今後の設定に絡んでくると思うので覚えておこう。なお3歩で忘れる模様。


 ソラちゃん妙なところで鋭いんだよなぁ。あ、かわいい「ワン!」いただきました。




 赤ちゃんの脳の成長は凄まじいです。で、脳ってのは『運動』も司っているので、アナタが気づかないうちにはいはいするようになったり、立ち上がるようになったり、歩けるようになったりします。なんだ、今期のプリキュアはアレだな。赤ちゃんがいるから発達心理学というか脳科学というかソッチ系の話をしやすいな。


 エルちゃんの成長っぷりに涙するソラ。その光景にが突き動かされたらしいトリ系男子はどこぞへと案内します。そこは鳥公改め『ツバサ』くん用の研究室でした。


 あ、ごめーん。航空力学はまったくもってノータッチですわぁ。鳥人間コンテストでも眺めながらちょっとずつ調べてみましょうかね。ただ本に書かれた文字が日本語だってのは理解できた。あれたぶん文字を縦横にずらしたり、ところどころを透かしたりしてるだけだ。解読はプリキュアガチ勢に任せます。


 航空力学は『飛行中のすべての"航空機に作用する力"について学ぶ学問』です。どんな力がどう飛行機に作用し、それをどう制御すれば安定して飛行できるかが記されています。基本は以下の4つ。まあ詳しくは以下サイトをご覧いただければ幸い。



・推力

  前方への力。プロペラやローターで発生させる

  抗力を超え前進する力となる

・抗力

  後方への力。気流の混乱により発生する

  この力を抑えることが求められる

・揚力

  空気の流れにより翼に作用する力

  重力を超え飛び上がる力となる

・重力

  地球がもつ地面へ引っ張る力

  変えられない力なので、揚力によってこれをどう超えるかが求められる


国土交通省

ttps://www.mlit.go.jp/common/001480705.pdf



 プニバードは飛行能力をもたない。タイトルにある『飛べない鳥』ってのはそういうことだったんだね。鳥なのに飛べない。それはプニバード族全体にとって悩みのタネだったんでしょう。アナタにとっても『恥ずかしい』と思うことがあるでしょう。その気持ちはと思いますが、それに囚われるのはよくありませんね。


 ちなみに、鳥がなんで飛べるか言うたら『徹底した軽量化』と『飛行に特化したフォルム』、そして『強靭なおムネ』にあります。プニバード族はずんぐりむっくりしたフォルムだし羽ちっちゃいし胸の筋肉もアレだからまぁ無理だね(絶望の宣告


 人間への変身能力か飛行能力か――悩ましい選択なのかな。わたしが鳥だったら何を望むのかわからんけど、挑戦するのはは素晴らしいことだと思います。はじめから「そんなのムリだ」と諦めてたらその時点で試合終了なんですよ。アナタが『〇〇小説大賞の選ばれたい』という夢があるのに「そんなのムリだ」と諦めて何も書かないでいたら、それは『スタート地点にすら立ってない』ことになります。試合すら始めようとしないのは、はたしてアナタにとってプラスに働くのでしょうか?


 いざスタートした後も、人の心は代わりやすく「やっぱりムリだ」と投げ捨ててしまうかもしれません。そんなアナタのために、ちょっとしたモチベーション維持の方法を紹介しましょう。なに、かんたんなことです。


 ただ『目標を常に目に入る場所に貼り付けておく』だけです。たとえば『〇〇小説大賞受賞』でも『〇〇大学合格!』でも、なるべく具体的な目標を紙に書いて机でも壁でも、とにかく目に入る場所に貼り付けておきましょう。そのあとは『階段を登るように1段ずつの"少目標"』を掲げましょう。


1段階:題材を決めて書き始める

2段階:1章分書き切る

3段階:2章分の展開を考える

4段階:2章分書き切る ~~


 これも具体的なほうが良いですね。いきなり遠い未来の目標を書くと脳は「そこまでを歩かにゃならんのかぁ……はぁ」みたいに意気消沈しちゃいます。その前に『眼の前にある明確な目標』を与えることで脳は「"ここ"までがんばるぞ!」とやる気を引き出してくれるかわいいヤツだったりします。


 アナタはアナタ自身の『目標』に向かって、1歩ずつしてってくださいね。




 あ、ソラちゃん学校休んでたのね。そしてカバトン登場。おま、その大きさのドローンけっこー高いんだから奪うのはやめたげなさいよ。


 ツバサくん、キミは航空力学が通用しない世界からやってきたんんだよ?


 えー、カバトンは『強さ』を証明するためプリキュアと戦い。エルちゃんは離れていったプリキュアたちを追い、ヨヨばあちゃんは司令官として各種指示出しをし、あげはさんは素早い判断で司令官に連絡をし、それぞれの役割をしっかりまっとうしております。


 さあ、ツバサくんはどうする? ――ってタイミングで終了かい! これは次週まで気になって8時間しか眠れなくなるパターンだ。


 次回予告。とうとう新たなプリキュア『キュアウィング』の登場。空を飛びたいという『夢』、ツバサくんがもつこの想いが彼を変身させたのでしょう。夢や希望ってありきたりな言葉だけど、そんなだからこそ大事なんですよね。すべての土台というか、それがあるからこそ積み木のようにイロイロなモノが積み上がっていくものです。


 アナタにも『夢』や『希望』ありますか? ――その想い、大事にしていきたいですね。

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