第233話 下調べ

定住のため情報をPCで見つけようとしたが、ウイクリーマンションやレオパレスは審査があるということで中々難しかった

逃亡者が定住なんて考えてみると笑っちゃう、それは逃亡者とは言わないから

そう思う自分が可笑しかった・・・自分のことなのに

そんな自分もおかしく笑ってしまった

一体自分の精神状態はまともなのか昭自身もわからなくなっていた

ニアミスから神経が歳末セールよろしく全品30%引きになった感じだった

肉体ではなく神経がだ!!!神経がなくなっている、それも束になって、ひとくくりになって

稲刈りの稲のように・・・・・・精神がスカスカなのだ


「もう沢山だ・・・・・・限界かも知れない・・・・・」ぼそっと一人でつぶやいた


あのニアミス以来どうもどっか体の部品が抜けた気がする

PCでの情報集めはやめてしまいベットに横になった


廊下から掃除のおばさんたちの会話が聞こえる・・・たまに笑い声も


昭は目をつぶると瞼の裏に今までのことがスクリーンのように映し出している

そこにはあの優しい母親の顔も・・・・・・

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