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「それにしても、夜に抜け出していいのか?」
艶耀は無視。
「質問に答えてくれないじゃないか」
「お前なんかどうでもいいわけだ」
「はー?お前が無視しろって言ったんだろ?」
「は?知らないから」
「いえーい!勝ったー!」
突然大声をあげる艶耀。びくっとする親父。
「マイペース人間なわけな」
「で、いつ出ていくわけ?」
「はぁー?しばらくっつったろ!」
「早く探せよ」
「仕事が忙しいんでねぇ」
「…雑用とか?」
「はぁ?んなわけねーだろ!俺がどれだけすごいか知らないんだな?バカだなぁ〜まじで俺天才なんですけど」
「自分で言わないだろ」
「優くん、そろそろ帰る」
艶耀は立ち上がった。
「勝手にどうぞ」
「なんかちょうだい」
掌を広げている。
「はぁ?プリンくらいしかねーぞ」
「ありがとう!持って帰る〜ちょーだーい」
艶耀はプリンを受け取り帰った。
「お前…いいように使われてるじゃん」
「別に」
「俺にも使われてるしーうける」
親父はなにが楽しくてうちにいるんだか。意味がわからない。
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