第9話

「いつも機知競い争い続けたが、いよいよ戦いに負けて死ぬ。だが何故だろうな、お前に負けても悔しくないのは。出来ればもう少し戦っていたかったが、すまない、先にヴァルハラで待っている。大遅刻をしてきていいぞ」


ライバルというのは敵でありつつも、己の最大の理解者でもあるのだろう。もし敗北するならば、納得がいく。

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