鏡越しの本音
鈴木結華
鏡越しの本音
私の彼氏は最近タブレットばかり見ている。
付き合ってもう6年、そろそろ今後の人生について話し合いたい時期だ。
今日もリビングの定位置に座ってタブレットを眺める彼氏。
今更ながらふと気づいた。
彼氏の後ろにある姿見に、画面に表示されているタイトルが映っている。
気が引けたが、こっそりカメラを向け拡大して読んでみた。
そこに映っていたのは
「記憶に残るプロポーズの仕方」
思わず彼氏を抱きしめた。
鏡越しの本音 鈴木結華 @nanamika
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます