最終難関
嘘が下手ね 目も 合わせられないのね
でも そんなところも 含めて 『すき』だったんだよ
それだけは、覚えていて
ドラマのワンシーンのように あなたの頬をひっぱたいたら
何もかも忘れられるのかな?
心に空いた 大きな穴を 埋める何かを残していって
キスは嫌 ハグも嫌 握手も違うし 指きりも好きじゃない
だけど、好きだったってちゃんと残していって
「あいしてるよ」 あの言葉は 嘘じゃない
ねぇ、それは解るの。 それでも あなたはゆくのね…
それだけは、変えられない
あなたが忘れ物のように 私に置いて行った 欠片が 暴れ出す
深夜の冷蔵庫
あなたが空けた 大きな穴が いつか埋まって いつか会えたとしたら
キスはしない ハグもしない 握手はするかも 指切りも出来るかも…
だから、そうなる日まで 少し距離を 置こうね
『キス』も『ハグ』も『握手』も『指切り』でもない、愛の証、
ちゃんと残していって
お願い。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます