火曜日

「君のせいじゃないよ」って言ったあなたを

私は、ひっぱたきたかった

あなたの『言い訳』を聞きにここに立ってるんじゃない

綺麗に終わろうとしてる あなたの『身勝手さ』へ

あなたがくれた すべてを 投げつける為にここにいるの


泣いたりしない


      あなたを忘れるなんて簡単よ

      毎日、もう会わなけれないい

    メールも、電話も、これで最後にするだけ

 それなのに…   『嫌い』   それだけが、言えなかった

涙が零れる寸前に、あなたに背中を向けた あぁ…今日はきっと眠れない


「私あなたのこと好きだったよ」って言ってほしくて

あなたは声を枯らすけど そんなの 騙されないから ここに立っているあなたを

  綺麗に終わろうとしてる あなたを 絶対 許したりなんかしない

だって…こうなってしまったら、あなたがくれたすべては嘘になり傷になるから


泣いたりしない


      あなたを火曜日のゴミの日に捨てた

    収集車が想い出を乗せて どんどん遠ざかってく

   やっと視界がぼやけてるのに気が付いた  その風景に

          「じゃあね」

        笑顔では…言えなかった


    涙が零れる寸前に 車は見えなくなった―――…。

 

     あぁ…匂いまで     連れてった…。

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