世界は終わったはずだった

気が付けばいつの間にか

外の空気は冷たくて…白い息が 空へ帰る

体中に巡り巡る 君への想いは

溜息と一緒に吐き出した…つもりだったのに

まだ、どっかにつっかえたまま


どうして思い描いたようにならないのかな?


      世界は終わったはずだった

     君を 失った あの時に   なのに…

   僕は 未練たらしく こうして生き恥を晒してる

      未来は変わらぬはずだった

     君を 失うと知っていたなら あの日

    僕は 間違いなく、 君を 『困らせて』た


     「終わりにしたくない」   …って。


気が付けば君の姿

外に出るたび探してしまう僕がいる

白い息が  空へ上がる  体中 駆け巡る 君への想いが

溜息を吐くほど 込み上げてくるんだよ…


まだ、どうしていいか、わからなくてさ…  ばっかみみたいだ。


こんなに想ってたって届かないんだよね、この、想いは…


       世界は終わったはずだった

     君が 出て行った この部屋と  共に…

    膝から   崩れ落ちた   どうして 生きてんだ?

 過去には戻れはしない わかってるんだ だけど 『もしかして』 なんて

    僕は  あれから  そんな朝を   迎えている

      「君へもどりたいよ」     …って。


君のもとへ                          帰りたい…。



       世界は終わったはずだった

     君を  失った  あの時に    なのに…

    僕は 未練たらしく こうして  生き恥を晒している

       未来は変わらぬはずだった

      君を 失うと知っていたら  あの日…

    僕は  迷うことなく  君を抱き締めてた。


      

      「本当に好きだよ…」      …って。

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