𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲.7
俺はノトムと握手を交わす
「それから、ノトムには殿下ではなく出来ればアルノルトと呼んで欲しいのだ、無理そうなら──」
「ではアルノルト殿下とお呼びすればよろしいですか?」
そう言われて俺は
「ああ、今はそれでいいいつか愛称呼びが出来ればとは思っているが、今はそれで十分だ!」
俺は少し顔をニヤつかせていると
「おい!お前たち!!昼食はどうするんだ!!今から向かうが!!」
そういってくるガルゼスに俺とノトムは早足で向かうのだった
訓練場で昼食を食べてから、また広場へと戻る
「よし!なら次はアルノルト様は木剣を持ってノトムに攻撃をしてください、それをノトムが一定の動きで交わしていくので、アルノルト様はそれを見極めながら攻撃してください!無闇にやるのではなくその相手を見てどう対処するかを学ぶ訓練をしましょう」
ガルゼスはそういって俺に木剣を投げて渡す、この体でどれだけ動けるから分からないが、考えながらになると消耗も激しいだろうとは思うが、とりあえず、集中してノトムに攻撃してみよう
俺はそう思いながら木剣を振るう
「ハァァ!!ヤッ!」
俺は剣を振るうがノトムはそれを難なく交わす当たり前だ、実力差など開きがあって当たり前なのだ、今まで訓練もしてこなかった肉体で、現役の騎士相手に挑めるほどの肉体では無いだけど、俺はがむしゃらに隙が作るように考えながら適当に振るう
数時間、それをノトムは俺をちゃんと見て交わしたりする、向こう側にいるガルゼスも口を閉ざして見守っているだけだが、表情は真剣で俺に何かを見出しているのか、表情は固い
そして俺は、今理解した腕だけで俺は剣を振るっていることに、体全体ではなく今は踏み込むだけで体を曲げたり体重をかけて下ろしていない、それを考えていた時に頭の中で何かが浮かぶ
それを俺は言葉にして告げる
「スキル『身体強化』」
そう告げると体が今までとは明らかに俊敏になる、それにノトムは驚いた様子だったが、それでも届かなかった。
俺はそこで倒れる
「アルノルト様....素晴らしいですぞ!!まさかこの短時間でスキルが目覚めるとは!!」
そういってガルゼスは、俺に近寄って告げる
「私も驚きました、まさかスキルが目覚める瞬間を目撃出来るとはアルノルト殿下の努力の賜物ですね!」
そういうノトム、それを俺は倒れた地面から眺めて、笑顔で「やったぞ!」というのであった
▼▽▼▽▼
それからは、ガルゼスに
「その感覚を忘れずに、覚えて置くことだな、その発言するきっかけは個人差があるが、アルノルト様の絶え間ない思考がそのスキルを生み出したのだから、今後もその感覚を忘れるではいぞ!!」
そういって本日の訓練を終了するのであった
それから明日、ガルゼスは用事があるとのことで一日訓練は休みになった
俺は馬車に乗って、少し軋む体を馬車で揺らしながら帰る
数分立って皇宮につく俺は、改めてセバスにこれまでの事と今日も付き添いをしてくれたことに感謝の言葉を言う
「セバスありがとう、いつも付き添ってくれて」
「いえいえ、これぐらい私めは気にしておりませぬよ、決心して下さったアルノルト様のことを思えば平気です。」
そうセバスがいうので俺は
「だが、これまでの事も含めてセバスにはいつも世話になっているそれを思うとやはりこの感謝の気持ちを送りたいのだ、今後はセバスの主に慣れるように頑張っていくから、この気持ちを受け取ってはくれないか?」
そう言うと、セバスが「アルノルト様...」と呟き話始める
「分かりました、その気持ち受け取りましょうアルノルト様がこれからも望む未来へ辿り着けるよう私めも精進いたします」
そういって自室まで、セバスと共に向かい今日の訓練でボロボロになった体を休ませるために俺は布団に入り沈むのであった
???side
『・・・られた』
『・れの・・だを・・せ!・・・・すわっ・い・・しょで・・・・だ!!』
暗闇から何かが叫んでいる
それが何なのかが、俺には分からない
それでも悲痛な叫びなのはなんとなくだが分かる、俺はそれが何なのか終始分からないまま
その声を聞き続ける
『おま・も・・とお・じあ・の・・・だどう・りつ・・うとう・・いからは・・・・・ない』
『さいご・はか・・ずおれ・・まえ・け・・ってや・・・な』
「何を言っいるかは分からないが悪意があるのは分かっている!俺はそんな事で屈したりしない!!
俺はかならずこの世界でハッピーエンドを迎えるんだ!!だから俺は呑まれないからな!!」
俺は途切れ途切れになることはに対して、強い意志を持って抗うように、言葉を放つ
そんなことを夢の中で収まるまで言い放つのであった
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いやぁ〜ちょっとホラーチックになっちゃったけどとりあえずは良しとしようでは無いか!!(`・ω・´)キリッ
✡一応次回の報告✡
次回からは家族である、妹のレイラに触れていきますので、それでは(`・ㅅ・´)
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