抜きゲー主人公の種付け皇子に転生~デブでクズの皇子だったけど、痩せて心を入れ替えてヒロイン達の悲劇を回避します~

四季想歌

第一章 クズ皇子に転生す

𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲.1


俺は死んだ。



思えば短い人生だった。



だけど、後悔はしない。



俺には幼馴染や親しい友達はいない。両親も昔亡くなったので、遺産と給料でなんとか命を繋いでいたのだが、抜きゲーのし過ぎとカロリー高めのものを食べて肥満でぽっくりといった



孤独感を忘れるためにひたすらエロゲやら抜きゲーで人生を棒に振った俺だが、それでも俺は何一つ後悔などしていなかった、最後にやった抜きゲーのヒロインを思いながら、死ねるのだ後悔などない



死後には何が俺を待っているのか。



天国?地獄?逆行?転生?



まあ、今の俺にとってはどこに行こうがどうでもよく、この空に浮くような気持ちよさに俺の全てを委ねだ。




そしたら、急に周りが明るくなり、


俺は、


目覚める



「あれ?ここはどこだ?」


そう周りを見渡すと、美しい庭で俺は頭を打っているのか、地面に寝そべっていた。



そしてすぐさま、頭の中の記憶が駆け巡る


「ぐぅっ...」



頭に痛みが走る、それから、今の俺の記憶から、前世・・での記憶

そして思い出すこの世界が俺か最後にやった抜きゲーの世界だと、だが、俺はそれに耐えきれずに気を失い暗闇へと沈む




▼▽▼▽▼




俺が目覚めた時には、ベッドの上で寝ていた

執事かメイドが運んでくれたのだろう。


俺は起き上がり、ベルを鳴らす



「お呼びでしょうか、アルノルト殿下」



ベルを鳴らすとすぐさま俺の専属執事がやってくる


「ああ、セバス少し話がある、掛けてくれた前」



俺はこの皇子のいつもの口調で話す、すると


「おや?殿下前よりも表情が明るくなられましたかな?」



俺はそれを聞いてビクッとなる、このセバスという執事は、俺が産まれてからずっと、共にすごしてきた間柄で、このアルノルトに忠誠を誓った唯一の人物、執事をやっているが、元暗殺者で、父上を襲撃して捕らえられたが、寛容な父上は、殺すのではなく契約ではあるが、見逃されたことに感謝して忠誠を誓ったのである



そうゲームの参考資料に乗っていたが、それもあるのか、アルノルトに従順だった。

それもあってか俺の表情を変えてないにも関わらず、見透かしたように見てくる。だが、それが今の俺にとって何よりも信頼出来ると思える当たり嬉しく思える



そう言われて俺はニコっと微笑みセバスに告げる



「ああ、セバスの言うことはあながち間違っていない、あの時足を滑らせて頭を打った時に変化があったのか、今は穏やかな気持ちだ」



「そうなのですね、それはようございました、ですが、あのような行為は、もうなるべく控えるようお願い致します。

私はいつでもアルノルト殿下が悩まれないように精進致しますので」



「ああ、感謝するぞセバス」


そう言うとセバスは驚いた表情で俺を見る



今までは感謝の言葉などなくイタズラし放題、我儘のオンパレード、メイドや女性に対してもスカートやイタズラを仕掛けるし待つそれでもセバスは見守っていてくれた。



そんな俺が感謝など一切言わなかったことをセバスは知っている。

それを聞いてセバスは、喜びの表情で



「はい、お任せ下さい!」



そうつげるのであった





▼▽▼▽▼




セバスside


私はこのフィアレンス帝国で皇子殿下の専属執事をしている。

数十年前はこの帝国の皇帝ディルハザードを暗殺するためにこの国へとやって来た。


だが、暗殺に失敗して、私は捕まり数名の仲間たちも牢屋に入っていた。

そして皆処刑されると思っていたが、皇帝ディルハザードは私たちを殺さずに活かし許しでは無いが契約書スクロールで絶対の忠誠を誓わされた。


だが、それでも生き延びれたことに感謝する者もいれば、殺してくれと懇願する者もいた



そして、私はこの中で腕利きだったお陰で皇帝の暗部を担う役職を与えられた。奴隷のように扱われると思っていたが、そんなことは無くきっちりとした給料も皇帝の懐刀という大役で、いい環境で仕事ができた


他のメンバーたちも皆笑顔を浮かべるようになっていった。これ程素晴らしい人物だと知らずに殺そうとしていた自分が恥ずかしかった


そして時が経つ、1人目の子供皇子アルノルト殿下が産まれてそこからの私は、皇帝、ディルに言われて皇子の専属執事となった

何よりも嬉しかった、太陽が照らさないところで生きてきた私が皇子の執事になれることに



それから5歳になられた皇子は、かなりのヤンチャで侍女やメイドにちょっかいをかけるようになる。

陛下や后妃様もてがやくほど、だったが愛しい我が子の成長を見守るように、最低限の躾だけで済ませる


そして10歳になられてもそれは変わることなく、悪化して言った、殿下の妹様も4年前に産まれたがそれでも大人しくはならなかった

妹のレイラ様もそれに呆れて会おうとしない

そして、ある事件が起きる



庭でメイドたちと大はしゃぎしていた時に、足を滑らせて頭から転倒する

そして気を失うまでにアルノルト殿下が、「あれ?ここはどこだ?」と告げるのが聞こえて頭を押えてから、気を失う


私はアルノルト殿下を抱えて寝室まで運び、私はディル陛下に伝える


「そうか... これで頭を冷やしてくれればいいのだかな...」



そういう陛下は少し思い悩んでいた。

すると、魔法のベルがなり私の耳に付けたイヤリングが光ってアルノルト殿下が呼んでいたので、私は陛下に頭を下げて、向かう



そこに居たのは先程はしゃいでいた殿下ではなく落ち着いた表情で、私を見つめる。それに私は驚いたが、「お呼びでしょうか、アルノルト殿下」といって表情に出さないように告げる



「ああ、セバス少し話がある、掛けてくれた前」


そういうアルノルト殿下の表情は、どこか申し訳なさそうで、それでいてなにか晴れたような表情が見え隠れしていた



それに私は、気を緩めてしまい言葉に出てしまう


「おや?殿下前よりも表情が明るくなられましたかな?」


そういって私は、ハッとして失言だったかもしれないと思っているとニコっと微笑むアルノルト殿下は告げる


「ああ、セバスの言うことはあながち間違っていない、あの時足を滑らせて頭を打った時に変化があったのか、今は穏やかな気持ちだ」


そんなことを言われるとは思わずに、私は試してしまうように告げる


「そうなのですね、それはようございました、ですが、あのような行為は、もうなるべく控えるようお願い致します。

私はいつでもアルノルト殿下が悩まれないように精進致しますので」


そう告げると何か思ったのか、笑顔でアルノルト殿下はこう告げる


「ああ、感謝するぞセバス」



私はその言葉に、衝撃が走るように驚く今まで仕えてきて1度として感謝の言葉など告げられたことがなかった

私は初めてアルノルト殿下がまともになられたと思いながら嬉しさと感動が入り交じりながらも私は喜びながら告げる



「はい、お任せ下さい!」というのであった








◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


初の男主人公作品です!!TSや百合が多めでしたが、初の試みで書いた作品です


何分初めてなので手探りで進行してい来ますので、不定期になります


それでも良ければ

フォロー、いいね、星3、コメント等よろしくお願いします(>人<;)

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