第三章 闘技大会編 後編

第四十六話 闘技大会 開幕 個人戦近接戦

「全世界の皆様! ようこそお集まりくださいました! 私今回の闘技大会の

全司会役を務めさせて頂くキャットマイルドでございます!」


『わぁーーー!』と大歓声が鳴り響く。

 闘技場中央に位置する尻尾の生えた青年は手を上げて

歓声に応じる。


「本大会のルールや会場説明を致します。舞台は落ちれば試合負け。

また降参しても負け。相手を死なせてもその選手は失格となります! 

審判が危険すぎると判断した場合は止める場合もありますのでご注意ください! 

舞台は四方八十メートル程になります。十分動けるスペースを確保させていただきました!」


 再び『わぁー!』と大歓声があがる。


「尚、武器、防具、装飾具はユニーク以上の物は公平を期すため禁止となります。

セミユニークまでであれば持ち入れは自由です! ただし、死に至らしめるほどの強い毒などは

使用禁止です! 本大会は個人戦、集団戦それぞれ別日程で行われます。

さらにそれぞれ三部構成となっております! 初日は近接戦闘予選です。

皆様。より一層のご声援を!」


 最大級の歓声とともに開会式の挨拶が終了する。

 大会前に俺たちの装備を確認しよう。


 ルイン

左手 メドレス (セミユニークウェポン)フラタニティ(セミユニークウェポン)

右手 抜刀時カットラス・平常時フリー

胴体 プラチナムコタルディ (セミユニークアイテム)

腰 荒縄のベルト 暗器(苦無四本 ノーマル)

脚 普通のズボン(ノーマル)

足 スプリングシューズ (マジックアイテム)


装飾 左耳 青紫のイヤリング(セミユニークアイテム)

    首  風のチョーカー (セミマジックアイテム)


 メルザ

右手 トレントの杖(マジックウェポン)

左手 なし

胴体 赤薔薇のワンピース(セミユニークアイテム)

腰 お洒落なポーチ(ノーマル)

脚部 紅色のタイツ (マジックアイテム)

足 普通の靴


装飾

紫花の髪飾り(マジックアイテム)

左小指  リングオブガード(セミユニークアイテム)

右腕 ブレインブレスレット(マジックアイテム)



 ファーフナー

右手 アンビラルの投げナイフ(セミユニークウェポン)

左手 カットシールド(マジックシールド)

右腕 アンビラルの投げ紐部

胴 伸縮自在服(マジックアイテム)

腰 暗器 (麻痺千本三百所持)

脚部 ガーター部隠し武器冥府の吹き矢(セミユニークアイテム)

足 トゥシューズ(マジックアイテム)


装飾品

藍色の髪留め(ノーマル)

盗賊の指輪(マジックアイテム)

炎の守り手(セミユニークアイテム)



 いくつか大会規定に引っかかっていたので、ニーメに新しく装備を新調してもらった。

 メルザの杖は大会から借りたもので代用。


 個人戦近接戦においては、メルザは参加しないので、師匠たちと一緒に応援しているそうだ。

 ファナとは、相当勝ち進まないと対戦する事はないだろう。


 絶解呪の書は 団体戦、個人戦総合ポイント二千ポイントで交換可能。 

 

 一勝すれば三百から五百ポイント程入るのでどうにか複数勝たなければならない。


 いよいよ闘技大会 個人戦が始まる。

 俺は気合を入れて選手待合室へ向かった。

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