第1話
(ここは何処だ?)
意識が戻ると同時にそう思った。
(これは目が開けられない?)
それどころか体の感覚もあやふやだ。
(ただとても心地がいい)
そう思った次の瞬間、とても苦しくなった。
(なんだこれは⁉︎苦しい、とにかくここからでなければ!)
そう考え、がむしゃらに光のある方へ進んだ。
_________________________________________
_________________________________________
「あぅー」
ベビーベッドに眠る赤子はとても暇だった。なぜなら....
うん、俺は転生したみたいだな。
前世を20年ほど生きた転生者だからだ。
俺が生まれてからもう一月、周りの大人の話していることを聞いてある程度この世界のことがわかってきた。
まず、この世界は地球だそして俺が住むのは日本だ。ただ前生きていた日本と違って妖、つまり妖怪やモンスター、魔物と言ったファンタジー的な存在がいる。そしてそれを倒す退魔師がいるようだ。
ただ、退魔師というのは日本の呼び方みたいなので、海外だとエクソシストや魔法使いと呼ばれているかもしれないが....
他にも、俺が生まれたこの家は退魔師の家系らしい、父親や母親そしておそらく召使いのような人たちがそう話していた。
そして、彼らが言うには俺の名前は
「蒼夜は本当に可愛いですね、あなた。」
「ああそうだな、元気に育って欲しいものだ。」
今俺を挟んで喋っているうち男性の方が
まぁ、説明はこのくらいにして男なら誰でも興奮するであろう霊力、そして霊術について話そう。
退魔師は霊力を使って妖と戦うおそらく霊術は前世で言う魔法のような物だろう、詳しいことはまだまだわからないが成長すればおいおいわかると思う。
ひとまずはこのくらいか、それにしても前世と変わらず、いやそれ以上に月が綺麗だな。
俺は窓から見える夜空に浮かぶ月を見ながら眠りについた。
_________________________________________
_________________________________________
父親の外見は結構ゴツくてイケメンです。髪色は黒、目は少し赤みがかってます。
母親はクールな美人で髪色は青みがかった黒、目は青ですね。
十五歳くらいまではハイペースに進んでいきます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます