如月の巫女姫
月影琥珀
第①部 月夜の黒狼編
第1話 【登場人物紹介】
【登場人物紹介】
主人公そのいち。
如月 雪姫(きさらぎ・ゆきひめ)
如月国、国主の娘にして神に等しい巫女姫。長い長い銀色の髪に翡翠色の瞳。
肌は雪のように白く唇は紅をさしたかのように赤い。ちなみに『雪姫』でひとくくりの名前なので誤解なきよう。
如月の一族は純血の神族である。(その王族と親族)如月の巫女姫、姫君などさまざまな名でよばれる。
幼少期から可愛らしい娘だったので、誘拐やらを貞操の危機やらを心配した父親が、男装させて男として育てたため、口調はかなり男勝り。式とは昔ひょんなことから知り合い幼馴染。
法術師とよばれる最高位の魔法使い。また如月の国の政務をとりしきる執政官である。(この世界は女性もバリバリ働き、地位をもってもいい)
巫女姫はその貴重な能力故、一妻多夫制でいろんな男の後宮みたいなのをもって
いいのだが、如月の国の場合、雪姫本人の希望と、夫の式の嫉妬と独占欲により今は一人の夫で満足している。
酒好きで美食家。酒は好きなもののそんなに強くはない。
ある一定のアルコールが入ると色っぽく乱れて甘えんぼになる。
主人公そのに。
風早 式 (かざはや・しき)
雪姫の幼馴染。この大和最強の兇手。
身長180センチの黒髪短髪ツンツン頭の爽やかな美形。キレイな鳶色の瞳をしている。如月の国に伝わる黒い御神刀 式刀・霊祁(ちょくとう・れいき)を所持している。これは黒狼に代々授けられる最強の刀。
雪姫とは子供のころからの幼馴染で、朴訥とした美青年であるが、雪姫に対しては一途で情熱的。雪姫のことを溺愛している。
雪姫とは山の中で出会い、最初は男だと思っていた。ある事件で雪姫に助けられて以来、奴隷の位階から努力と恋の一念でこの世界の兇手の頂点”黒狼”の位階まで上り詰めた人。
家事炊事洗濯など家や姫の身の回りのことはほとんどこなすハイパー主夫。
本人はとことん尽くすタイプなので喜んでやっている。
結婚して晴れて婿養子の如月式になった。しかし、仕事上、旧姓の風早式とばかりよばれるのがチョー不満。
同性からはさんざん嫌われるが、異性にはとことんもてるタイプ。
【この話の世界観】
大和という東方の島国の、南の方にある如月という国が舞台。
文明のレベルは現代~近未来くらいだが、町並みは江戸時代のままになっている。一番わかりやすいのはジャンプの銀○みたいな感じの世界。大和のほとんどの普段着が着物。
洋装は西方の国の人達がきている。東方の大和でも輸入、輸出はしているため着ることは可能。大和という島国が舞台で、この国は十二の国に分かれている。
それぞれ十二人の巫女姫達がそれぞれの国を治めている。建築物は江戸時代の町並みなのだが、その一方で情報端末やインターネットなども開通している。通信系は近未来レベル。
【用語集】
【巫女姫】(みこひめ)
この世界の下界の国の『十二人の姫王』たちのこと。その国の人柱であり、現人神であり、神託や占いをする巫女たちのこと。天界の天帝から下界の土地と人間達を治めるように下賜されている。
それぞれ自分の管理する土地の上を浮遊城が巡回しており、彼女らはそこに住んでいる。その城から出ることは基本的にいけないため、人間たちが住む下界には滅多に降りてこない。
【神威人】(かむいびと)
天界に属する神族の下位の部類の人達。人間に近い神たちのこと。現人神である巫女姫もこの部類。
これ以外に遥か空の上の天界には貴族院の神様たちがおり、天界の貴族の神共は神威人達を見下している。
神威人の寿命は普通の人間より長く、300歳~1000歳位の不老長寿の一族。対して天界の神共は生粋の神族なので、2000歳~6000歳。もしくは不老不死の神様なんてのもゴロゴロいる。
神威人は下界の人間と接しやすいため、神威人と人間のハーフも存在する。そういった者たちを天界の親族の貴族達は『穢れた血』といって蔑むそうだ。
【死合】(しあい)
お互い何かを懸けて、命がけで戦うコロシアイのこと。【宣誓符】(せんせいふ)という名刺サイズの紙があり、それをもって勝ったら~負けたら~の条件を宣誓する。
この符に宣言すると燃えて、受理されると天界の最高政府機関『天寿元老院』が受理したことになり、一旦宣言の破棄は不可になって取り返しのつかないことになる。やるときは慎重にせねばならない。
相手が敗北を宣言した場合、敗北条件をのむならば、命は助かることになる。
以上!続編がでるたびに登場人物・用語は追加します。
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