アラフォーの俺。今更恋をする。
トマトオニオンスライム
アラフォー日常を思う。
仕事終わりにいつものコンビニで晩飯を買っている冴えないおっさんがいる。
俺こと、宮崎圭介アラフォーだ。
一昔前に彼女と別れてから幾星霜。ずっと一人で暮らしながら仕事と家の往復をしている。
飯を食うにも何か買い物に行くにもほぼ全てがおひとり様だ。
まぁたまにツレと飲みに行くこともあるが、基本は一人だ。
可哀想とか思ったやつ、言っとくけどな、おひとり様は良いぞ〜。
なんと言っても楽!
全部自分で決めれるから、すんごい楽なのよ!
まぁそうは言っても、たまに彼女欲しいなぁって思わんこともないけどさ。
でもアラフォーだぜ!?
人生折り返しちゃってるんだぜ!?
このまま諦めて1人で過ごす方が気持ちも楽になるってもんよ。
それはともかく、俺はコンビニから家に帰り着くと、YouTubeを見ながら飯を食い始める。
ついでに酒でも飲むかとも思うが、明日も仕事だ。自重するしかない。
万が一酒を飲みすぎて、寝坊なんかした日には目も当てられないからな。
起こしてくれる人もいないしな!
こんな俺でも真面目に仕事をした甲斐もあってか、今ではカツ丼チェーン店の店長にまでなれた。
上からはオーナーやエリアマネージャー、下からは社員にバイトにと色々挟まれて苦労することもあるが、社会的地位としては別段悪くもない。給料はそうでもないが・・。
飯も食い終わり、良い時間だから風呂に入って、歯を磨いて寝る事にする。
あー・・。
明日からもこんな変わり映えのない毎日が続くんだろうな。
その頃の俺はそう思っていた。
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