星霜、泡沫
果てのない旅をしようよ
草原を抜け
森飛び越えて
海から空へ
星から星へ
生命は入れ替わり
いがみあっていた者たちも
互いを忘れ
暮らし
眠る
世界樹の枝が落ちる音を聞こう
朽ちゆく文明を眺めよう
幾度となく巡る崩壊
更地に積み上げる塔
記録の書物も砂になり
言葉だけが微かに過去を照らす
吟じる声が掠れ
消えていくまで耳を澄ませる
果てのない旅をしよう
この手を取るなら
静かな場所に連れていくよ
幾星霜の旅路を経たひとのようだねって
そんなことはない
泡沫の夢の話さ
歌渡り ほがり 仰夜 @torinomeBinzume
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。歌渡りの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます