瓶詰めの灰
灰になったほうが幸せだ
燃え尽きては蘇る不死鳥も
風が吹いたら散っていけ
火の粉の雨が降り注ぎ
森を焼いて灰にする
天を目指した大木も
獣も同じ灰になる
呼ばないでくれ
もう起こさないでくれ
朝も夜も燃え尽きて
冷たく積もる
厳冬の
底の底にて
ただ眠る
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