歌渡り
ほがり 仰夜
ワタリイロドリ
砂浜で眠る
ぼくは波打ち際になる
寄せては引いて
掠れた線を
砂にさらさら
描き続ける
あぶくを吐いて
蟹を歩かせ
ごうごう海鳴り
遠くに聞いて
海原に鯨
草原にひと
夢にうつつ
曖昧に分けて
ぼくは波打ち際になる
飛沫砕けて
砂に沈んで
空の音聞く
鳥の赤い目
虹の貝殻
珊瑚の骨
異邦の星屑
溶かした海で
みんなおやすみ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます