雨の降る帰宅路

シチュエーションとしては学校帰りです(なお学生要素)



A:女性

B:男性


A「あれ、こんなところで何してるの?」

B「突然ゲリラ豪雨が来たからな、傘持ってくるの忘れてたから落ち着くまで雨宿りしてるんだよ」

A「そうなんだ。でもこの雨弱まりはしても止まないと思うよ?」

B「マジか。まあ弱まってさえくれれば走って帰るか。少しくらいなら濡れてもいいだろう」

A「もう、そんなことしたら風邪ひいちゃうよ?仕方ないな…」

B「なんでお前までこっち来るんだよ」

A「私も一緒に雨が弱まるの待つの。そうすればこの傘で一緒に帰ればいいでしょ?」

B「でも、それ折り畳み傘だから小さいだろ。それに二人は無理じゃね?」

A「雨の中走るよりかはマシでしょ。文句言わないの!」

B「へいへい。あ、雨弱まってきたな」

A「あ、本当だ!じゃあ急いで帰ろっか。ほら傘入って」

B「わかったよ。ほら、傘入れてくれるんなら俺が持つから貸して」

A「あ、ありがとう。こういうところだけは優しいよね君」

B「『だけ』は余計だ。ほら、肩濡れるぞ。もう少し近くに寄れ」

A「む、濡れるのは君もじゃん。左肩結構濡れてきてるよ?」

B「俺はもともと濡れる予定だったから別にいいんだよ」

A「そういう問題じゃないんだけど…。こうなったら…えい!」

B「おわっ!イキナリ腕に抱き着くな!」

A「まあまあ、これでお互いに濡れるの最小限にできるよ?」

B「やれやれ…家に着くまでだからな」

A「うん♪」

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