第2話短歌擬き(2)
お題11「一掬」(イツキク)
※両手にひとすくいという意味で
澄んだ水
両手一杯
一掬い
喉を潤し
命漲る
お題12「一朶」(イチダ)
※一輪の花という意味で
日が当たる
窓辺を飾る
一輪挿し
染み渡る空
心和む
お題13「一縷」(イチル)
※一本の糸という意味で
一本の
細い糸を
何回も
針穴通らず
渋い顔
お題14「一旦」(イッタン)
※ひとあさ(僅かな時間)という意味で
寝坊した
起きられない程
眠くって
僅かな時間で
出かける用意
お題15「七星」(シチセイ)
※北斗七星という意味で
冬の空
キラキラ輝く
七星が
未来の夢に
君を導く
お題16「七生」(シチショウ)
※何度もこの世に生まれ変わることという意味で
今度こそ
好きなあなたに
会いたくて
七度目の正直
かけてみる
お題17「丁香」(テイコウ)
※熱帯産の香木の名の方で
丁香の
いい香りが
包み込み
嫌なことから
守ってくれる
お題18「丁子」(テイシ)
※おたまじゃくしという意味で
青々と
広がる田んぼで
泳ぐ君
末は立派な
蛙さん
お題19「丁丁」(トウトウ)
※碁を打つ音という意味で
新緑に
響き渡る
碁を打つ音
辺り引き締め
時が止まる
お題20「一紀」(イッキ)
※木星が太陽を一周する期間、12年のこと
惑星が
一巡りする
間にも
出会いや別れ
繰り返し
令和5(2023)年2月12日7:24~2月20日6:59作成
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