第33話 慌ただしい1日が終わる!
みんな報告書を見ているので部屋は静かだ、その時に笑い声が上がる。
「ハハハ、何でもう一月俺の前に早く現れなかったマサシよ、俺は無念だ時間が欲しい」
「もう諦めましょう、スージーにお願いしてね、寝室に行きましょう」
「あゝ、そうだな、スージーそれにリョウコ達、お母様達もお願いがある! 彼まさしくんは、俺の本当の甥っ子なんだ、この世界に来たばかりだから助けてやって欲しい、それと今までありがとう、明日の朝にまた会おう、クリステーヌ行こう」
叔父さんは女の人と出て行く。
俺は報告書を見ていると、そこかしこで啜り泣く声がする。
あれみんなどうしたんだろう泣いているぞ?
「すいません皆さんどうしました、泣いていますが?」
「うるさい、お前には関係ない、黙っていろ!」
左の机に座った女の人に怒られる。
「スージー様、彼を怒ってはいけません、旦那様に保護する様にと、最後は言われましたでしょ」
「ならリョウコお前が連れて行け、食堂でも部屋でも案内して、明日の昼まで閉じ込めておけ」
「マサシくん、オネーさんについて来なさい」
「おばさんの「いいから来なさい」
俺はリョウコさんと言う女性に連れられて食堂に行く。
「お腹すいてる、料理長、夕飯二人前よ早く作ってね」
「旦那様は要らないと言うが、誰の分だ?」
「紹介するわね、旦那様のあっちの世界の本物の甥御さん、今日着いたみたいなの、美味しいのを出してあげて」
おばさんは料理長と言われるおじさんに注文している。
「また貴方は心の中でおばさんて言ってたわね、おねーさんと言いなさい」
「何故分かるんですか?」
「貴方は顔に出るのよ、変な笑い顔になったのね一瞬」
顔に出たのか気おつけないと、スマイルスマイル。
「また笑っている」
そこに料理長が、夕飯を持ってくる。
「早いがもし夜中に此処に来れば、夜食が食べられる、残り物だがな」
そお言って厨房の中に入っていく。
「さあ食べて、食べ終わったら部屋に連れて行ってあげる」
食べながら、俺は先程の事を聞く。
「何で皆さん泣いていたんですか?」
「明日から色々とあるのよ、貴方には今の所は関係無いので知らなくていいのよ」
おばさんは微笑み、食事を続ける。
「食べたわね、それでは部屋に案内してあげる」
今度も手を繋がれて廊下を歩いていく、そして大きな扉を開けて中に入る。
「此処がゲストルームよ、私達の時代は客間ね、それで、左側二つの扉は寝室、今日は貴方一人よ、後で貴方を追って来た女性が来るかもしれないけどね!
それと右側は、トイレとお風呂の扉よ。トイレは一応は水洗で、ただ水を隣のお風呂からバケツに組んで用意しといてね、常によ清潔に使ってよ!
そしてお風呂は、追い焚きがまだ出来ないの! 此処のゲストルームではね、だからシャワーかシャワーのお湯を風呂桶に充して入ってね、それでも熱いお風呂にもし入りたいならば、全員が入った後の下のお風呂に行くしか無いわよ」
「トイレは手動水栓で、シャワーは浴びれて、食事は食堂ですね」
確認のためおばさんに聞く。
「そうね、大丈夫そうよね、明日の朝は日の出とともに、食堂で朝食を食べてね、遅れるとその日は何も食べられないかもよ、タオルとバスローブはお風呂のカゴに入れておけば後でメイドさんが洗って替えてくれるわね、ちり紙はないから此処でアレはしないでね、トイレに流してくれる」
おばさんは不気味な事を言うので聞き返す。
「もしかして明日は何かあるんですか?」
「此処に来て日の浅い君に言うのもなんだけど、さっき会った君の叔父さんが王都に行くのよ、ただ色々とあって明日は忙しいの、だからスージー様が貴方を部屋に閉じ込めておけと言ったのよ、だから明日はなるべく部屋で過ごしてくださいね」
僕に明日の事を言っておばさんは出ていく。
俺はベッドの上にごろ寝で天井を見る。
疲れたな、此処に送られて森を抜けて、歩き詰め、本当に疲れた。
俺はそのまま寝落ちした。
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