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  • 矢立の初めにてへの応援コメント

    かの『奥の細道』の始まりと、芭蕉に師事してた曾良という、知っているけれど詳しくは分からない二つの組み合わせ、興味深く読ませてもらいました。旅の始まりを「別れ」にフォーカスした物語も新しくて面白かったです。
    教科書に載っている知識といくつかの句しか知らないのですが、松尾芭蕉の師としての力はとても素晴らしいものですね。突き放さず、しかし、きちんと導く……出来そうで出来ないことをさらりとしてしまうところがかっこいいです。
    「別れ」の「場所」を定めるというこれまた観念的な質問でしたが、「どこにでもある」という観念的な答えも素晴らしかったです。寂しい考え方のようで、どこか前向きで、とても心捕まれる返答でした。

    最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!

    作者からの返信

    まずはレビューに感謝を。
    百代の過客、このフレーズが好きなので、これをレビューコメントに持ってきていただき、ありがとうございます。
    そして拙作のバックグランドの説明をしていただき、かつ、そこから「別れ」について言及していただき、その心遣いに頭が下がる思いです。

    ここからは応援コメントへの返信です。
    松尾芭蕉と曾良――おっしゃるとおり、有名ですけどその実、あまり知られていない二人です。
    それゆえにあまり小説でも取り上げられていないので、マイナー好きでへそ曲がりの私としては、じゃあ書くかと思って、書かせていただいた次第です^^;
    芭蕉という人は、あるいは俳諧師は、特に自分の考えを押し付けず、それぞれの人、弟子の言うことを否定しなかったようです。
    そこから、このような「師匠・芭蕉」という感じに描せてもらいました。
    連動して、「別れ」は「どこにでもある」という答えが浮かんできたのです^^;

    最後に、こちらこそ、素敵な企画に参加させていただき、また、このような素敵なレビューをいただき、深い感謝です!

    ありがとうございました!

  • 矢立の初めにてへの応援コメント

    拝読致しました。
    俳句とは、小説にするには難しいジャンルかと思いますが、面白く読ませて頂きました(^^)
    悩むお弟子さんと、否定も肯定もせずにただ促す師匠。
    芸術はそれぞれの世界観ですからね、数学とはちがう。それぞれの表現を探す旅路をサポートすると考えれば、良い師匠さんですね。
    良き雰囲気、楽しめました(*´▽`*)

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    実はこれ、例の俳句コンテストの開催が発表されて、それで書いたお話です。
    俳句を作るんだったら、俳聖の研究も兼ねて、書いてみるかと(笑)

    そしたら、芭蕉さんはお弟子さんが滑稽な句を作っても(どちらかというと、芭蕉の頃の句は滑稽が主流だった)、特に文句を言わなかったそうです。
    それでいて芭蕉さん自体は、わびさびの利いた句を作っていて……つまり、己の背中を見せていたのでは、と思ったのです^^;
    こういう感じが好きなので、楽しんで書かせていただいた一作です。
    お楽しみいただけたようで、何よりです♪

    ありがとうございました。

  • 矢立の初めにてへの応援コメント

    短い物語の中に、旅路の風の匂いを感じるようなドラマが濃縮されていて、引き込まれました。俳句、難しいですよね。洗練された言葉で世界を切り取る方々の手腕には、いつも圧倒されます。「言葉を選ぶ」ということと、改めてじっくり向き合わせてくれる、素敵な短編でした。面白かったです!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    俳句の人、特に松尾芭蕉がテーマなので、なるべく短く、かつ、「旅」を想起させるような感じを心がけました^^;

    そして、芭蕉さんは、俳句の「詩」の部分をクローズアップさせた人です。
    非常に難しいことだった思います……まさに、言葉で世界を切り取るということが。
    たった17文字しか使えないのに^^;
    その辺の芭蕉さんの切れ味とか、凄みとか、そういうのを描けたらなぁと思って書きました。

    なので、いただいたコメントを拝見すると、それらがかなえられたのかなぁ、とホッと一安心です^^;

    ありがとうございました!

  • 矢立の初めにてへの応援コメント

    3000字未満の短編の中にいろんなドラマが詰まっていますね。まさしく今の季節にぴったりの瑞々しく、美しいお話でした。

    こちらの曾良さんは河合曾良さんでしょうか?芭蕉の旅に同行したお弟子さん……だったような??とうろ覚えでしたので、ついwikiを見に行きました(^^ゞ また芭蕉さんのやわらかくてやさしいこと、ふたりの師弟関係が良いですねぇ。
    別れはここにあるけれど、でもはじまりでもある。素敵なおはなしでした。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    実は角川武蔵野文学賞という賞がありまして……それが4000字以内という規定があって、この字数です。
    今年も開催されると見込んで、書いておいた次第^^;

    そして4000字という限定された世界で、いかにドラマを表現するか、というチャレンジを己に課している(?)ので、「ドラマが詰まっている」と言われると、とても嬉しいです^^;

    曾良さんは、はい、河合曾良さんなのです。
    何となく曾良って書いた方が「らしい」と思ったので、曾良としてしまいました^^;

    芭蕉さんは、何というか、お弟子さんがどんな俳句を詠んでも否定しなかったらしいので、だとすると、こんな指導法を採っていたのかなぁ、という私の想像です。
    まあ、剣を教えているわけでもないし、やはり文学を志すのなら、それぞれの「道」に対する姿勢ぐらいしか教えることはないのでは……というところです^^;

    そして芭蕉といえば旅。
    旅といえば別れと出会い……というところで、このようなお話になりました^^;
    素敵と言ってもらえて、嬉しい限りです。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    矢立の初めにてへの応援コメント

    俳句、憧れなんですよぅ
    漱石と子規の俳句のやり取り(子規による採点?)なんかをみていると、わくわくしちゃいます。無駄を極限まで削りながら、だからこそ見えてくる世界。

    夏草や兵どもが夢の跡

    この句なんか、もうぶるぶるしちゃいますっ
    曽良の句は全然知らないのでとても楽しみです!


    追伸
    大変失礼致しましたっ 一話完結なのですね!ごめんなさいっ
    読み返してみて、全く頓珍漢なのですが、子供の頃の遠足をふと思い出しました。遠足の帰り校庭に集まり、校長先生の最後の挨拶。「家に着くまでが遠足です」

    彷徨えど花咲くまでは初見月

    あ、これ自分だわっ!

    作者からの返信

    俳句っていいですよね。
    たった17文字近くで、世界と向き合う。世界を切り取る。
    そのエッジなところが凄まじく、そして美しいです。

    「夏草や」の句は私も好きです。
    たった17文字でどうしてこう壮大で、儚くて……^^;

    そしてすみません、このお話は一話完結なので、これで終わりとなります^^;
    曾良の句ってあまり伝わってなくて……。
    それでいて、私もそこまで俳句のセンスが無いので、うまい上の句五文字を思いつけませんでした^^;

    ありがとうございました!

  • 矢立の初めにてへの応援コメント

    ちょうど別れに思いを馳せておりましたところでこの作品に出会いました。
    別れも出会いも其処彼処に、天にも地にも。
    いつもながら、沁みる物語をありがとうございます。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    恐縮です。
    春は別れの季節とも申しますが、その「別れ」を意識して書かせていただきました。
    芭蕉はこういう出会いや別れを想起させる俳句を詠んでおりますので、それは、こういうことを言っているんじゃないかなぁ、という想像で書きました。
    そのあたりを、「沁みる」とおっしゃられて、大変嬉しゅうございます。

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • 矢立の初めにてへの応援コメント

    芭蕉ですか。

    此方にはとんと疎くて…

    でも、しっかり楽しめました。

    作者からの返信

    私も疎くて、勉強しながら書きました(笑)
    何となく、この「同題異話」という自主企画で与えられたこのお題が、俳句っぽく見えて、それで俳句の話にしようと思いまして^^;

    お楽しみいただけたようなので、勉強した甲斐がありました!

    ありがとうございました!

  • 矢立の初めにてへの応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     言葉にならなくて、うまく感想を書けないのがもどかしいですが、旅の喜びと、別れを惜しむだけではないポジティブな捉え方が大変印象的で心を打たれました。面白かったです。

    作者からの返信

    あれですね、芸術系のモノって、何となく、言葉にならないものを、テーマというか、描くことになってしまうものだと思います。
    そんなわけで、書いている当人も、脳内のぼやーっとしたモノを文字に落としているので、読んでいただいた方も、やはり、ほわーっと脳内に浮かんでくる感じなのかなぁ、と思います。
    だから、言葉にならないのは有りだと思うのです^^;

    あとは、やっぱり、芭蕉と曾良って、この「おくの細道」にいろいろと期するものがあったんだなぁ、という感じが書ければと思っておりましたので、上野さんにその辺を感じていただけたようで、何よりです!

    ありがとうございました。

  • 矢立の初めにてへの応援コメント

    お題が七・五でしたね。
    それに気づかなかったなあ。

    相変わらず芸術家のifを話に落とし込むのが上手いですね。
    芭蕉と曽良の姿が目に浮かびました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    いやまあ、これで上の句を思いつけばカッコよかったんですけど、さすがにそこまで俳句のセンスはありませんでした(笑)

    あとは、そろそろ武蔵野賞に備えようと思っていたのです。
    3月に中間選考発表予定だから、そろそろ書いとくか、と^^;
    そこへこのお題が来て、俳句→芭蕉という思いつきが得られた、と。
    そこから先は、子どもの頃に読んだ学習漫画の芭蕉と曾良のイメージで書きました(笑)
    あの漫画のおかげで、脳内にイメージが浮かんで、すいすいっと書けました^^;

    ありがとうございました。

  • 矢立の初めにてへの応援コメント

    おはよう御座います!

    朝から心が清らかになるような短編が読めて幸せです!芭蕉さんの佇まい。素敵です!
    その存在感だけで、気づきをいただける人物。四谷軒さんの作品は、雰囲気がすごいわかります!さすがや〜!

    朝からいい時間をありがとうございました(o^^o)

    作者からの返信

    おはようございます。
    お星さま、ありがとうございます。

    この話は、自主企画「同題異話 花が咲くまで初見月。」というお題が与えられて作ったものでして、初見月=正月というところから、何とな~く、フレッシュな感じにしようかな、と思ったのです^^;

    芭蕉さんは、お弟子さんがどんな俳句を詠んでも特に批判しなかった……と伝えられているので、そこから膨らませて、こんな人だったんじゃないかな、という想像で書きました。
    たぶん、芭蕉さんは、自身が「目指す」姿勢を示すことが一番だ、と思っていたのではないかと^^;

    こちらこそ、ありがとうございました!