第189話 初見じゃ読めない名字について・Part2
ふたつ前のエッセイで「小鳥遊」「月見山」「四月一日」などの珍しい名字を取り上げました。
「一」(にのまえ)もありましたが、「二」という字は下の棒が長い、ということで「二」(したなが)さんという名字もいるそうです!
漢字一文字で、読み仮名四文字の名字って、なんかコスパいい気がします(個人の感想によります)。
「柊(ひいらぎ)」「皇(すめらぎ)」「英(はなぶさ)」「轟(とどろき)」「鳳(おおとり)」「黛(まゆずみ)」「源(みなもと)」「橘(たちばな)」「楠(くすのき)」とか憧れます。
金へんシリーズの「銀(しろがね)」「鉄(くろがね)」「銅(あかがね)」とか。
一文字の名字も良いですが、漢字四文字の名字も格好良い。
「武者小路(むしゃのこうじ)」「小比類巻(こひるいまき)」「長曾我部(ちょうそかべ)」「勅使河原(てしがわら)」「源五郎丸(げんごろうまる)」「熊埜御堂(くまのみどう)」、難読になると「一番合戦(いちまかせ)」、「一尺八寸(かまつか)」、「七五三谷(しめたに)」……。
五文字の「勘解由小路(かでのこうじ)」とか「左衛門三郎(さえもんさぶろう)」とか。
「名前」のテーマで、思い出したこと。
なにかの児童小説で、「自分の名前の数だけクッキーをくれる」イベントがあって、女の子だと「あい」「ゆうこ」など二文字か三文字なのに、男の子だと「しんたろう」「りゅうのすけ」など五文字や六文字の子がいて、「男の子だけクッキー多くもらっててズルイ」とか女の子が拗ねるシーンがあった気がするんですが……。なんだったっけな。
まあ、確かに、ひらがなで書いた場合、女の子だと「ひまわり」「さくらこ」とかだったとしても四文字ですからね。
男の子の名前の最大文字数は超えられないのかもしれません。
世界的に見ても、女性の名前より、男性の名前の方が「長い」ケースの方が多いのかな?
もうひとつ……「名前」で思い出したこと。
これまでの話を一回断ち切りますけど、「井上さんの勤め先はどこでしょう?」というなぞなぞを思い出しました。
答えは「食堂」。
「いのうえ=胃の上」だから「食道」で、「食堂」。
どうでもいい話でした。
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