第91話 Bluetoothって日本語だと「青い歯」?
スマホやパソコンを使っていて、無線接続して周辺機器のお世話になる時、機器同士をリンクさせる「Bluetooth」を設定します。
この「Bluetooth」という言葉、日本語に翻訳すると「青い歯」です。
テクノロジーと青い歯、何か関係があるのでしょうか?
人工着色料がたっぷり入った昔の駄菓子を大量に食べれば、舌や歯は青くなりそうですが、おそらく駄菓子は関係ないでしょう。
実は、10世紀のデンマークに実在した王様、ハーラル・ブロタンの通称「青歯王」からきています。
デンマークを統一し、ノルウェーを支配下においた王様、ハーラル1世。
彼は「青歯王(=Bluetooth)」と呼ばれていました。
理由は「あきらかに青黒い色の虫歯があったから」「いつも青い服を身につけていた」など諸説あります。
ハーラル1世が、デンマークとノルウェーというふたつの国を、争いもなく平和的に結びつけて交渉を行った偉業にちなんで、新しいデジタルの通信規格で「異なるふたつのものを結びつける」テクノロジーの名前として起用されたのです。スウェーデンのエリクソン社の技術者が名付けました。
「B」を尖らせたみたいに見える、Bluetoothのロゴマークも、実は「ハーラル・ブロタン」の名前の頭文字「h」と「b」を「北欧ルーン文字」で書いて組み合わせたものがデザインされているそうです。
「ブルー」つながりで、ひとつ思い出しましたが、「ブルーレイ」ソフトって、英語だと「Blu-ray」で、「青(Blue)」ではないですよね?
読み取り面に「青紫色」のレーザーを当てて情報を読み取るので、本来だと「青」の「Blue-ray」が意味としては正しいらしいのですが、それだと英語圏の国々では「青色の光ディスク」を意味する「ありふれた一般名詞」と解釈されてしまい、登録商標として認められない可能性があったので、「Blue」のスペルから「e」を除いて、「Blu」と表記するようにしたそうです。
発音としては、同じ「ブルー」ですけどね。
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