第64話 シマウマって縦縞? 横縞?
前回、「虎」について書いていて「体表に縞模様がある動物の縞って、どっちなんだろう?」と、ふと考えちゃったので。
虎や、シマウマは、一見「縦縞」っぽいですが、調べてみると、動物の縞模様については「頭を上にした時に、向きがどう見えるか」で決めているらしいです。
草原に四本足で立っているシマウマの写真を準備して、それを九十度傾け、頭を上方向にしてみてください。縞模様は「横縞」ですね。
虎やシマウマは、「ストライプ柄」じゃなくて「ボーダー柄」が正しいのです。
(シマウマの毛を全部刈ると、地肌は黒いらしいです)
こういう分類をしていくと、困ってしまうのが魚のカツオ。
カツオは、海の中を泳いでいる時は無地なのですが、繁殖期でメスを追いかけている時や、釣り上げられてピチピチはねている「極度の興奮状態」の時には、体表に「横縞」が現れます。陸に揚げられて死んでしまうと、体表の縞模様が「横縞」から「縦縞」へと変化するのです。
「横縞」模様から「縦縞」模様に変化する瞬間を見るのは、カツオを釣ったことがある人や、漁師さんくらいでしょうけど。
ちなみに、なぜ模様が変化するのか、理由やメカニズムは明確にはなっていません。ふしぎ。
カツオで思い出しましたが、「鰹節」は世界で最も固い食べ物としてギネスブックに登録されているそうです。
そのままでは水分が抜けないので、燻して、わざとカビを植え付け、含まれている水分をカビに吸わせて、カッチカチになるまで乾燥させる手法は、よくそんな方法思いついたなあと感心してしまいます。
「あずきバー」の硬さも結構なもので、鈍器として人を殴ったら殺せそうですけど、「鰹節」も削ってナイフのように尖らせて、殺傷兵器として使えそうです。
凶器:研いだ鰹節。そんな刺殺方法、絶対されたくねえー。溢れる血に、いいダシが出そう。
一説には「鰹節」は、水晶と同じくらいの硬度があるのだとか。それをカンナで削って食べるのですから、人間の食文化ってすごいですよね。
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