第54話 「森」と「林」の違いとは?

 本日、5月20日は、「森林の日」だそうです。


 由来が、ちょっと首を傾げてしまうんですけど。


 まず、「森林」という言葉は、「木」という漢字が「5つ」含まれている。


 そして、「木」は画数が4画であり、それが5つだから、「森林」のトータルの画数は「20画」である。


 だから5月20日は「森林の日」……らしいんですけど。ちょっと“こじつけ”じみているような気が。


 で、「森」と「林」の違いについて。


「人の手が加えられているかどうか」で呼び名が変わるそうです。


「森」は、自然に出来た樹木の集まり。


「林」は、植樹などで人間が環境に手を加え、人工的に作り出した樹木の集まりです。


 ブナ林、スギ林、防砂林、防風林など、人間が目的のために樹木を整備したエリアを指します。


 語源には諸説ありますが、「森」は、木が“盛り”上がるように自然に生えている状態から。「林」は、人の手で“生やす”ことから、だそうです。


 余談ですが、「林」「森」のように、「木」の文字を組み合わせて作るタイプの「同じ漢字を組み合わせて構成される漢字」を「品字様ひんじよう」、あるいは「理義字りぎじ」と呼ぶそうです。

 二つだと「双」「朋」など(上下に並べるパターンでは「炎」「圭」とか)、三つだと「品」「轟」「晶」などが挙げられます。


 四つ並べるパターンの漢字もあるんですが、どれも常用漢字ではないですし、機種によっては表示できないかもしれないので、ここでは省略します。

 なにより、細かすぎて文字が潰れて、読めないと思います……。興味がある方は各自で調べて見てください。

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