第5話④ 知子、35歳の恋(4)
「美味しいっ・・・美味しいよ、ママ・・・」
夫が嬉しそうに言うと、子供達も声を揃えてくれる。
「ママのハンバーグ、最高・・・」
最上級の笑顔は私を幸せの絶頂にさせてくれる。
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「愛しているよ、知子・・・」
夫の囁きがくすぐったい。
「お休みなさい、あなた・・・」
私は名残惜しそうにする夫をベッドに残し、自分の部屋に帰っていく。
そう。
あれ以来、私達は眠るのは別々にしている。
その方が。
何か・・・新鮮、じゃない?(笑)
※※※※※※※※※※※※※※※
お終い。
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