貴女へ



貴女の文を読みました。


繰り返し繰り返し読みました。


貴女の気持ちはわかりました。

けれど僕は貴女では無いから全ては理解できていないでしょう。


貴女の言うトラウマは、僕には関係がないのです。貴女の過去に僕はいないのです。


今を貴女と関わっているのです。

その過去に僕を巻き込んではいけないのです。


今なぜ僕が貴女から気持ちを伝えれないのか。

それは僕にも分かりません。


なぜ僕が今こんなにも自分が分からなくなってるのか、僕自身も分からないのです。


ただ、貴女を愛しているということだけは分かるのです。なぜ愛しているのかは分かりません。


だけれど、愛するということに意味を成すべきなのでしょうか。

貴女は全てに意味をなそうとしています。



僕が辛いのは貴女が過去の人々に僕を重ね、僕という人間を見てくれないこと。

僕という人間を信用してくれないことなのです。


それを貴女は理解してくれてますか?


信用することが難しい。そんなことはわかっています。けれど人は信用の元に付き合っていくのです。


僕は貴女を信用していました。

あなたを信用していたからここまで付き合ってこれたのです。


だけれど貴女に疑われる度に、貴女に信用されない自分を責めました。


何度も何度も何度も自分を責めました。

それが苦しくなっていたのは確かです。


貴女に信用されないのがもう限界なのです。

だからもう僕は自分からは行動しないと決めたのです。


僕のすべてが間違いで僕のすべてなダメなのだと感じるのが辛いのです。

それを貴女にもっと早くわかって欲しかった。


貴女も僕も変わるべきでしょう。

貴女は僕を信ずることを。

僕は貴女を信ずることを。


僕は貴女が変わるということを、信じなければならない。

貴女は僕の愛を信じなければならない。


お互いがお互いの愛を信じ認めていかなければならない。


だけれどごめんなさい。

僕は今は何も出来ない。


僕は貴女が変わるのを見て、僕が変われるのかも分からない。


僕が出来るのは貴女を好きでいることだけ。


貴女に出来るのは僕を信じること。

僕の気持ちを信じてくれること。



ただそれを頑張ろうとしないで。

僕は貴女の自然体が。

僕は貴女が貴女自身でいることが好きなんだ。


今の僕がこんなことを言うのはおかしいということもわかってるけれどね。


僕にももう分からないんだ。本当に。


自分の感情がごちゃまぜなんだ。


僕は君をどうしたいのかも分からない。


僕が教えて欲しい。


僕が変われるなら、今の自分から変われるなら、その解決策を教えて欲しいくらいなんだ。



ただ、これだけは。

貴女を愛して病みません。



その気持ちだけは忘れないでください。




ただ僕は今、自分を責めるのがもう嫌です。


ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい。






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