第18話 Zarzaからの提案
今度はアンタかい!?
また、 私が引き出しをと思ったら、今度はアンタの方が歯を鳴らしてビビッてるんかい!? しかもガチガチガチガチと、よく聴いたら歯の合わさる音でしたよ、顔ももっのすごく青ざめてるし、本当にコイツって元魔軍司令やってたの?
なんか疑わしくなって来た。はたき落としてやろうかな~~
でも……僕の肩から落ちて死んでしまうのも、気分が良いものじゃない。仕方ないから一旦デスクに戻って、彼を引き出しに戻してから出直そう。
しかし戻ろうとした所で彼が口を開いた。
" I guess you reckoned I am very coward. But don't be. You know, I lost magical power. Please imagine that if you lost all of power used to you had and metamorphosed like a rat or thing. What do you think?"
「きっとアンタは私が臆病者だと思った事でしょう。でも、そうじゃないんです。私は魔力を失ったんです。想像してみて下さい! もし全ての魔力を失いそしてネズミや物質に変身してしまったら、アンタはどう思うかをさ?」
確かに、想像もしていなかった、と言うか忘れてた。僕自身も今はもう僕じゃ無いって事を。真実はまだ分からないけど、いまの僕の見た目は"ユートピュア"さんなのだ。自分の場合は姿は変われど、人に近い姿をしてるので、そこまでの恐怖が正直無かった。
でも、彼の場合は、元はサイクロプスと変わらない大きさで、いまの姿とは違う。と〜〜っても小さな身体へと急に変わってしまったのだ。
サイクロプスが実際にどれだけの大きさなのかは?
見た事も無いので分からない。
多分だけど、もし彼と同じ様な身体の変化が僕に起きて居たとしたら、蟻とか蝶の様な大きさになったと考えられるかもしれない。
確かに想像するだけでもゾッとする。
だって、それこそいまの僕のデコピンでも即死するのだから。
僕は彼に謝る事にした。
そしてユートピュアの立場で彼には自分が記憶喪失に成っていて、魔法や魔力についてもすっかり頭から抜けて入る事を話した。
すると彼はこめかみの辺りをポリポリしてから、一旦机に戻る様に僕に提案した。彼の眼をみて何か考えが有るに違いない事を汲み取り、一旦机に椅子に座る事にした。
すると彼は私の肩からひょいっと肩から飛び降りると、そこにある小さなメモを折り紙の要領で器用にマジカルハットを作り、頭に被ると、背筋をピンとさせて"コホン"と咳き込み、"ンンン~~"とためた後、僕にこう言った。
" I will teach you what is the magic. You forgot but you still have a lot of power its ton of power but might you were unable to feel it how much you have now. "
「魔法とは何かを教えてあげますよ。アンタは忘れちまったみたいだが、まだすげー力を持っている、それはトンデモない量さ、まあアンタはそれすら今は感じる事が出来ないだろうけどな」
" I also I can not imagine how much you have it, but I can feel you really have a lot, so.....really really massive...even though I had already lost own magical power but I can see your energy!!"
「私にもアンタがどれ程の力を持ってるのかは想像もつかない、けれどアンタが本当に沢山の魔力を持っているのは感じるし、本当に凄まじい量さ、オイラは既に魔力を失っちまったが、アンタのオーラが見えるんだ」
えっ、 僕に魔力が有る!?
それを聞いて僕は正直驚いた。
魔法を教えてくれる事よりも、既に膨大な魔力を、もう僕自身が秘めていることに。しかも想像が出来ないほどの。
それって、もう僕はやっぱり、彼女の振りって言うより、僕は僕で有って彼女でも有るって事じゃ無いのだろうか?
でも、本当に何も感じない。
幾ら潜在的に物凄い力を備えてるとしても、それをコントロールは疎か使うことすら出来ない。そんな僕が本当に使用することが可能なのだろうか?
いや、やってみないことには、結果はどうなるかなんて分からない。
祖父の受け売りじゃ無いけど、
『やらずして後悔する者は愚かなり、この世に生を受けたのなら、人生の荒波を航海してみせよ、その後、後悔したのなら、また違う波に乗れば良い、さすれば自ずと自分の目指す港が見える』
そうさ!? 何もやら無いで後悔することは嫌いだ。
僕が魔法が使えないだなんて誰が言ったんだ。
使えないといま思っているのは僕自身じゃ無いか! もう既に僕は不思議な体験を沢山してるのだから。
この世界だってそう、普通なら馬鹿げてる話だ。今迄体験して来たことなんて、もし元の世界で話そうものなら厨二病にされるに違いない。
でも、僕はあのカーテンを引いてからオークション会場、鏡から現れ、ベッドの下へと飛び、そして今は禁書庫に魔法で移動して来たんだ。
もし、これからこの魔法と言う力を手にしたら、自分の力で移動する事も可能かもしれないんだ。
そうさ、やってみる価値はあるんだ。
僕は彼に最高の敬意を表し、『お願いします』と頭を下げた。
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