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  • いやな臭いへの応援コメント

    今回の新作(以前、書かれたものとの事)、また今ちでの2作と少し色合いが違いますね。
    先生からも褒められたそうですが、すごい作品だなぁと感じます。

    心の底に迫るような怖さがありますね。それは単に、財布に生霊が憑いていた……というオカルト的な単純明快な怖さとは違う気がします。

    もしかしたら、嫌な匂いの正体は、妊娠中の優香が通常とは違う嗅覚のために、革の匂いに対し感じた違和感かもしれないし、財布を送った女性の方も旦那さんに憧れはあったものの、深い意味はなく送っただけかもしれない。プロジェクトのメンバーに選ばれている位の優秀な社員なので、片思いの相手に拘るストーカー女性とは違う気がしますからね。

    本当に怖かったのは、何と言っても優香が財布を水に沈めるシーン。自分の夫に近付く女性、それも例え仄かでも好意を持っている女性を嗅ぎ分ける女としてのカンの良さ、また、それに裁きを与えようとする所に恐怖を感じます。

    そういう心理的な恐怖を日常ドラマの中で描いているところがすごいなぁと感じました。
    フォトフレームやぬいぐるみが真逆の清潔感や可愛らしさを出しているのも効果的ですよね。

    作者からの返信

    秋色さま、ありがとうございます。

    作中のフォトフレームやぬいぐるみの存在によって受け取るイメージに気付いてもらえて嬉しいです(*´∀`*)

    最初、私は単純に「悪臭=悪意や呪い」と考えていて、それで周りの女性達に「もし呪われたらどうする?」と訊いてみたんです。するとほぼ全員から「呪い返す」という答えが返ってきて……ゾクゾクした怖さを感じたことを覚えています。
    逆に男性陣は「は?呪い?そんなのスルーしとけば大丈夫でしょ。笑」というタイプが多くて、これはこれで怖いな〜と。
    男女の違いとしてしまうのは乱暴かもしれませんし、うまく言えませんが、立場や性格や行動の違いで起こるかもしれない恐ろしい出来事を描いてみたかったのだと思います。

    秋色さまから「心の底に迫るような怖さ」と感想をいただいて、ガッツポーズをしてしまいました。ありがとうございます。

    読む人それぞれに見えてくるもの、感じることが違う作品になれればいいな〜と考えています。
    (講師の先生がウッキウキで褒めてくださったのは、身近にこういう家庭内ドロドロ系がいらっしゃったのだと思います。講評にもそのような内容が書かれていました ^^; )

  • いやな臭いへの応援コメント

    前の2作品と作風が違うなぁと思い、小説情報の所を読んで納得しました。ご本人も苦手な話だったんですね(笑)
    しかし最後まで相手の姿が見えないという手法が効果的で、面白いホラー作品でした。

    作者からの返信

    ぱすた川さま、ありがとうございます。

    はい、そうなのです。ドロドロ恋愛系、苦手です(^_^;)
    でも「三角関係」というお題なら爽やかなお話も書けたはずなのですが、友人たちから結婚や恋愛のドロドロした内容の相談をよくされていたこともあり、チャレンジした作品でした。

    よく持ち歩くことになるであろうアイテムを既婚男性にプレゼントするという行為と、夫自身から語られる部分でしか見えてこない相手の女性。短編ならではの見せない空白を利用して、読む方達に想像してもらう手法を取りました。
    面白いと言っていただき、とても嬉しいです(*´∀`*)