第6話 『じっちゃんと坊主の会話:物理編』

「じっちゃん!」


「なんだ、坊主」


「学校の先生が言っていたけど、空間が曲がっているって、どういうこと?_」



「心配すんな。それは科学者が算数で計算したら、そうなったということだ」


「それで?」


「計算でそうなったら、それが正しいこともあると言うらしい」


「それって誰が言ったの?」


「知らん、なんちゃらという科学者だ」


「科学者が算数で計算したら、そのほうが正しいと言うの?」


「知らんが、とにかく、算数で計算すると、じいちゃんと坊主のいる場所も曲がっているらしいぞ」


「そっか、都合がいいな、算数で正しいなら、それが正しいということか。」


「どうやらな」


「じっちゃん!俺も科学者になる!都合よさそうだから」


「よし、そしたら、飯をいっぱい食べてこい!」


「分かった!今日のおかずは秋刀魚だぞ!」

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