【日常的な詩】

@horai_japan

第1話 『ハヤブサと都庁前』


気が付いたら

ハヤブサが飛んでいた

奥深い山の沼

知っている言葉でいくつか呼んでみたら

三番目の言葉で降りてきた

ハヤブサが同類と思っていたら人間だと気づき

鋭い鳴き声を叫んで

また空へ舞い上がった


いつか、ハヤブサが空から降りてきて

僕の肩に止まってくれるのが僕の目標

僕の夢


誰のものでもない僕の夢

ほかに、これほど胸躍る夢は思いつかな

ハヤブサを肩に乗せ、二人で堂々と都庁前を歩く


そんな僕の夢

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