第4話 エッセイ『消防団の活動』(1)

(諸説あり)


出身地の地元で「消防団」に入っていた。

田舎では、所謂、本物の消防自動車が来るのに時間がかかるので、それまでの間、地元の住民からなる「消防団」が初期消火にあたる。

この消防団の仕事はなかなか、のものだ。


毎週、日曜日の朝6時に消防車がある車庫に集まり、消防車のエンジン、ライト、サイレン、タイヤなどのコンデションを確認する。

万が一の時に、エンジンがかからなかったり、タイヤがパンクしてたら、まずい。

さらに、小型発電機も、実際に動かしてみる。

消防服、ヘルメットの数も確認する。


だいたい30分位の点検を毎週、日曜日の朝にやる。


僕が所属していた消防団のAチーム(仮名)には20人ぐらいの人が、ほぼボランティアでやっていた。


火災が発生し、連絡が入ると、皆、それぞれ普段の仕事(酒屋さん、魚屋さん、八百屋さん等)をいったん、止めて、消防車へ向かう。

(全力で走って)


24時間365日、自営業の人も、会社勤めの人(会社が遠方にある場合は、当然、出ない)も、サイレンが鳴ったら、「自宅」から、消防自動車が入っている車庫に向かう。


当然、雨だろうが、台風だろうが、暴風雨だろうが、だ。


(このテーマは続きます。)

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