ごっくん
奥田啓
ごっくん
清史郎は麻美とあそびにでかけていた。
スマホを触っているとあるニュースが通知された
麻美「どうしたの?」
清史郎「いやなんか最近不自然なくらいにやせ細った男性が倒れている事件が発生しているらしい。」
麻美「そうなんだこわいね」
清史郎「男を狙ってるのはなんなんだろう男性に酷いことされた女性の仕業とか・・・」
麻美「やせほそらせるのが謎だね・・・」
清史郎「そうだなあ」
麻美「きをつけてね」
清史郎「うん、わかった。ありがとう」
街を歩いていると怪しげなヒゲのおじいさんがいて手にはガラクタを持っていた。
こちらをじろっとみている。
麻美「あのおじいさんは?」
清史郎「あーあの人いつもガラクタばかりもっていってんだよなあ」
麻美「そうなんだ」
清史郎「老後の楽しみかなあ。人相悪くて怖いからちかづかないほうがいいよ」
麻美「そっかあ」
でできてテンションが浮き足立つ清史郎。
散々遊び、日が暮れていく
清史郎「つぎどこいこっか」
麻美「うーん」
清史郎「じゃあーうちこない?」
麻美「うん、いく」
清志郎の家に入るなり、いたす二人
麻美「やばいがつきすぎ・・・」
清史郎「だって我慢してたから・・・次は口でしてくれない?」
麻美「いいよ」
麻美は清史郎のものをくわていく
清史郎「やべえきもちい」
麻美は嬉しそうにする。
清史郎「もういれたい」
麻美「ごめん今日女の子の日だから」
清史郎「あっそうなのか」
麻美「でもそのかわりくちにだして。のんであげる」
清史郎「えっ汚いよ」
麻美「ううん、清史郎のだったらきたなくないよ。飲みたい」
清史郎「麻美・・・・」
麻美は激しくしていく
清史郎「やべっ出る」
麻美は清史郎からでたものをごくんと飲み込んだ
麻美「やば・・・濃すぎ・・・」
清史郎「麻美がエロいから」
麻美「そうかな」
麻美は嬉しそうにする
清史郎は麻美の体が少し光っているように見えた。
清史郎「あれっ麻美なんか体が・・・」
麻美「え?」
光はやがて消えた
麻美「どうしたの?」
清史郎「あっいやなんでもない」
麻美は不思議そうな顔をする。
麻美「あっちょっと垂れちゃったからティッシュもらえる?」
清史郎「あっあそこの机に」
麻美「ありがとうー」
清史郎「そこらへんゴミ多いからづまづかないよう気をつけて」
麻美「うん」
麻美がティッシュを取ろうとした瞬間つまづき倒れる
清史郎「あぶない!」
麻美が壁にぶつかりそうになった瞬間、
大きく破壊する音がした
清史郎「え?!」
煙が晴れると壁に大きな穴が空いていた。
麻美「えっなにこれ・・・・」
清史郎「だ、大丈夫か?!」
麻美「私はなんともないけど・・・なんかごめん壁壊しちゃった・・・壊れやすかったのかな・・・・」
清史郎「そうかもな・・・・え?」
よく見ると3、4件隣まで壁が破壊されていた。
麻美・清史郎「・・・・・・・」
その後何かとよく物が壊れるようになる。
清史郎「なんなんだろうな・・・」
麻美「うーんわかんないけど急に覚醒した、みたいな?」
麻美は笑っておどける。
清史郎「病院にはいった?」
麻美「一応言ったけどなんともなかったよ」
清史郎「うーんそうか」
清史郎と麻美はまた街を歩いていると
ひげのおじいさんがいた。
こちらをやけにみているがやがてちかづいてくる
清史郎「えっ?なんかこっちきてね?」
麻美「なんだろこわい」
ひげのおじいさんは二人の前にたつ
ひげのおじいさん「そこの娘!どこでその力を得た」
麻美「えっ私?」
ひげのおじいさん「どこでその力を得たときいておる。」
麻美「え?力?」
清史郎「ちょっとなんですか」
ひげのおじいさん「この娘は世界を救う力をもっておる」
清史郎「わけわかんないこといわないでください。警察呼びますよ」
ひげのおじいさん「もうすぐ化け物がやってくる。それに対抗できるのがこの娘だ」
清史郎「いこう麻美」
麻美「う、うん」
二人はその場から離れようとする。
ひげのおじいさん「なんかおかしなことがおきなかったか?異常なパワーがでるようになったとか」
二人はその言葉を耳にした瞬間立ち止まった。
ひげのおじいさん「心当たりがあるだろう。わかるんだわたしには」
清史郎「なんかそれっぽいことをいってひきとめてるだけじゃないんですか」
ひげのおじいさん「そう思えばいい。だがもうすぐ・・・」
近くで大きな破壊音がした。
麻美「な、なに・・?」
ひげのおじいさん「はじまったか・・・・」
ドシンドシンと何かが近づく音がする。
向こうには黒々とした木の形をした化け物がいた。
清史郎「なんだよあれ・・?!」
ひげのおじいさん「ここは危険だ。こっちにきなさい。地下シェルターがある」
わけもわからずひげのおじいさんについていく二人。
男の人が倒れているのに気がつく。
麻美「だ、大丈夫ですか・・?ひっ!」
倒れている男はガリガリでミイラのようになっている
気がつくとまわりには同じような感じで倒れている人たちが多くいた
清史郎「なにがおきてるんだ・・・・?!」
地面を揺らす音が近づいてくる。
ひげのおじいさん「あとで説明する!とにかく地下シェルターまで走れ!」
清史郎・麻美「はい!」
路地裏の奥の地面に扉があらわれ、
そこを開き下に降りていく。
降り切ったあと、少し進むと真っ白な壁が続く部屋に入る。
三人は息を整えそして話し始める
清史郎「・・・・さっきのはなんなんですか?」
ひげのおじいさん「あれはカレキといわれる化け物だ。やつらは人々の精力を奪う」
麻美「精力・・?」
ひげのおじいさん「さっき倒れている人たちを見ただろ。かれらはガリガリだったがそれは精力を奪われていたからだ」
清史郎「なんのために?というかどこからきてるんですか?というかおじいさんはなにものなんですか」
ひげのおじいさん「まずは俺の名前からだな。」
近くにホワイトボートがあり、ひげのおじいさんはそれを引っ張りボードに書き出す。
ひげのおじいさん「魔羅一物(まら いちもつ)だ」
清史郎「ちょっと急にふざけないでくださいよ」
一物「いやほんとだからこれ」
清史郎「まじかよ・・・・最低な名前」
一物「うまれもった名前に最低とかいうんじゃない。おまえのなまえはなんていうんだ書いてみろ」
清史郎は自分のフルネームをかく。
一物「おいおい!狩殻清史郎って!おまえもいえたもんじゃないだろ」
清史郎「はあ?なんなんすか」
清史郎は一物ににじり寄る。
麻美は不思議そうに二人を眺めている
清史郎は麻美をみて我に帰る。
清史郎「で、なんなんですかあの化け物と麻美がどう関係が?」
一物「鍵はおそらくお前だな」
清史郎「え?俺?」
お前にはその娘にエネルギーを与える能力がある」
清史郎「能力って・・おれなにもしてないですよ」
一物「おまえの精子をノンだろうその子が」
麻美がびっくりして顔が赤くなる。
清史郎「ちょっとなにセクハラしてんすか」
一物「こんなとこでセクハラなどするか。おまえの精子には力が宿っている。世界に数少ない能力を与える特別な精子を出す人間だ。そしてその相性がその娘と良く、力が発現することとなった。」
清史郎「ほんとかな・・・」
一物「飲んだ時、その娘は発光しなかったか?」
清史郎は麻美の体が光ったのを思い出す。
一物「心当たりあるだろう。あれは力が宿った証拠だ」
麻美「清史郎のやつにそんな不思議な力があるなんて・・・清史郎すごい」
清史郎「いやテンション上がってる場合じゃないって」
一物「カレキはその精子をねらっていろんな男を食い尽くそうとしている。そしてそれに対抗するにはその精子で力を得た女性だけが渡り合える」
清史郎「・・・・・」
一物「おれはその特別な精子とカレキとの研究をしている。だからおまえらのことも見破れたわけだ」
清史郎「力が強くなったからってあんな化け物と戦うなんて急にできなくないですか?」
一物「おまえのいう通り急にできるわけでない。だがそれをサポートすることはできる」
麻美「どうやってやるんですか?」
一物「こっちにきてみろ」
一物は奥の方へ進む。
そこには銀色の箱がおいてあり、いろんな機械のコードにつながっていた。
清史郎「これは・・・?」
一物「力を制御、そして戦闘能力を底上げするものが必要だ。」
一物はそういいながら近くにあったボタンを押す。
中から煙とともに真っ白な全身スーツが現れる
一物「白濁液の力を最大限に生かす、その名もホワイトスーツだ」
清史郎「名前やだな・・・・」
一物「これを着ればかなり力がコントロールでき、そして戦闘の補助をしてくれるすぐれものだ。」
麻美「これきて戦えばいいんですか?」
一物「そうそう」
清史郎「いや理解はやくないか」
一物「なんだ、自体は一刻を争うんだぞ」
清史郎「いやでも・・・」
ズシンと大きな音がする。
中が大きく揺れる
一物「ここも長くは持たないかもな」
麻美「わかりましたわたしやります。」
麻美すでにきていた。
清史郎「えっもうきてんの!」
麻美「わたしいきます。」
一物「ちょっとまて」
麻美「え?」
一物「最後に精子飲んだのいつだ?」
清史郎「またナチュラルにセクハラするのやめろよ」
一物「いちいち止めるな。ここでセクハラなんかしないっていってるだろ」
麻美「えーっとおととい・・?」
一物「じゃあだいぶ薄れてるな。のみたてが一番力がある。おまえらいますぐやれ」
清史郎「いやっえっここで?」
麻美「わかりました!清史郎はやく!」
麻美は清史郎のズボンをずらそうとする
清史郎「こんなとこでだせなんてそんな無茶だろ」
一物「いいからむりやりだせ!死にたいのか!」
ふと麻美を見るとピタッとしたスーツのため体の線が出ている。
麻美の大きな胸がしっかりと形が出ている。
一物「だせそうじゃないか」
ニヤリと一物は笑う
一物「いいからむりやりだせ!死にたいのか!」
遠くの部屋の方で何かが破壊される音がする。
一物「もうやつはきがついているようだな・・・娘!早く!」
麻美「はい!」
清史郎は咥えられる
清史郎「ううっ・・・」
一物「娘!そのスーツは力を引き出す。戦闘だけでなく、性技に関してもだ吸引してみろ」
麻美「ふぁ、ふぁい」
麻美は清史郎のものを吸っていく。
清史郎「ぐっ!なんだこれは!」
一物「スーツが補正してくれて技の技術が格段にあがるんだ」
清史郎「やばいっもういく!」
麻美は清史郎の体液を飲み込む
その瞬間強い光を放つ。
スーツが変化していき、体が大きくなる。
麻美「こ、これは・・」
壁が破壊され、カレキがやってくる。
清史郎「やばい!」
一物「娘!」
麻美「はい!」
一物「とりあえず向かっていって殴ればなんとかなる!いけ!」
清史郎「てきとうだな!」
麻美はカレキに向かうため足を一歩踏みこむと人間離れした跳躍をした
麻美「え?え?」
清史郎「めっちゃとんだ!」
一物「あれも精子のちからだ。精子の運動能力が入り込んでいる」
清史郎「なんでもなんでもだな・・・」
一物「そのままカレキを殴り抜け!」
麻美「やああああ!!」
麻美の拳が入るとカレキは凄まじい勢いで吹き飛んだ。
カレキは大きな音を立てて転がっていく
一物「ふっ・・・思った以上じゃないか」
麻美「すごいふっとんだ!きもちー!ねえすごくない清史郎!?」
清史郎「すげぇ・・!あんなに大きいのを一撃で・・・!」
一物「ふふ・・・想像以上だな」
清史郎「人間離れした力ですね・・・あれでたおしたんですか?」
一物「いやまだだな」
カレキは起き上がる。
一物「もっと叩き込め!」
麻美はカレキは顔の前で腕を固めラガーマンのように突撃してくる。
その方向は麻美の方ではなく清史郎たちのほうへ。
麻美「しまった・・・・!」
清史郎「えっどうすんのやばいですよ」
一物「娘!手をカレキのほうにかざせ!」
麻美「は、はい!」
一物「そしてホワイトソース!と大きく叫べ」
清史郎「きたねえ・・・」
麻美「はい!」
麻美はカレキに向かって手をかざす
麻美「ホワイト・・・・ソース!!」
麻美の手から白い液体が伸びてでてきて
カレキに絡みつく。粘り気があり身動きがとれない。
清史郎「すごい!動きが止まった!最低な技だけど!」
一物「あれはおまえの精子のちからだからな」
清史郎「見るの複雑だ・・・・」
一物「あとはこれを使え!」
近くにあったところから黒くて筒状の吸引機のようなものを取り出す。両側には黒い羽のようなものがはえている。
清史郎「これは?」
一物「サキュバキュームだ。奴の精子エネルギーを吸い尽くす」
清史郎「エネルギーをとるとどうなるんですか?」
一物「カレキはエネルギーで動いているからなくなると消滅する」
清史郎「これを最初からつかえばいいのでは」
一物「風情がないなおまえ。バトルモノってのは戦ってなんぼだろ」
清史郎「なにをわけわかんないこといってるんですか。事態を早く解決させるほうがいいじゃないですか」
一物「まあ実際のことを言うと相手の動きをとめておかんと狙い定まらんからな」
清史郎「なるほど」
一物「さあ、サキュバキュームをつかうんだ!」
麻美「はい!」
一物「精巣を食い尽くせ!!」
清史郎「なんなんだそのさサキュバスみたいな掛け声」
麻美はサキュバキュームを担ぎ、カレキの方向に向ける。
麻美「いくよ、その精子からっぽにしてあげる!!」
清史郎「麻美もノリノリかよ・・・」
サキュバキュームはうねりをあげカレキからエネルギーのようなものををすごい勢いですいとっていく。
カレキは唸り声をあげ、苦しそうにしている。
やがて全てを取り、カレキは消滅した。
一物「よし!これで完了だ」
天井がガラガラと音を立てて崩れていく。
麻美「うわっここ結構やばいんじゃない?」
一物「ここもながくもたないようだな。」
清史郎「どうするんですか?」
一物「脱出しよう。こっちこい」
ドアがある方へいき、その部屋の壁にはシャッターがしまった壁があった。
一物「こっちには脱出口がある。
一物はシャッターの隣のボタンを押しシャッターが開いていく。
中から白い車がでてきた。
清志郎「これは?」
一物「移動用の車、フェラーリ号だ」
清志郎「ほんとそう言う風につけないといけない病気なんですか?」
一物「いいだろべつにフェラーリ号で。フェラーリ号の何が気にくわない。さあ早く乗るんだ、このフェラーリ号に」
清志郎「いちいち名前いわなくていいですよ・・・」
麻美「早く乗ろうフェラーリ号に」
清志郎「麻美もいわなくていいって・・・」
三人は車に乗り込むと、脱出口ゲートが開く
一物「フェラーリ号発射!!!!」
清志郎「発進でしょ・・・ぜったいわざとじゃん・・・」
車はベルトコンベアにのせられ超スピードで
トンネルを抜けて外に飛び出す。
清志郎「まじで発射じゃん!!!」
麻美「うわーすごい!!」
清志郎「落ちるって!落ちるって!どうすんのこれ!」
一物「まあみてろ」
車体の左右から羽がでてきて空を飛ぶ。
近くの広い場所に降り立つ。
清志郎「あー色々ありすぎて疲れた。」
麻美「なんとかなってよかったー」
麻美はニコニコしている
清志郎「なんかたのしそうだな麻美」
麻美「いやーだってなんかたのしかったよ最初は怖かったけど」
清志郎「てか怪我とかしてないの?」
麻美「全然。ピンピンしてるよ」
清志郎「そ、そうか」
一物「いやーおまえらよくやってくれた。そしてこれからも頼む」
清志郎は「は?」
一物「これからカレキはやってくるだろう反撃されたとおもってさらに援軍を呼んでくるはず」
清志郎「まじかよこれでおわりじゃねえのか・・・」
一物「おまえの精子はとてつもない力を与えられる特別な精子だ。それをねらってくるかもしれない。それを迎撃してほしい」
清志郎「いやでも麻美が」
麻美「わたしは大丈夫です」
清志郎「いいのかよ・・・」
一物「他にも適応者たちがいるからそいつらと協力して倒してほしい」
清志郎「適応者って女の人?」
一物「もちろん」
清志郎「それはまずいっていうか・・・・先に出しとくとかは?」
一物「できたてじゃないと意味がない。すぐにのみこまなければ」
清志郎「なんだよその条件・・・・」
麻美を見ると不機嫌な顔をしていた・
麻美「なんかやだなぁ」
一物は子供をあやすようにしていう。
一物「いいか、これは世界を救うためなんだ。」
麻美「わかってますけど私清志郎の彼女なんですけど・・・」
一物「わかる。だがそれとは切り離して、こいつの精子を飲ませるのを許してほしい」
麻美「・・・わかりました。精子飲ませるのを許可します」
清志郎「どんな会話だよ・・・」
一物「それじゃあ頼むぞ」
麻美「わかりました!」
一物「すぐだせるように抜きテク練習しとけよ!」
麻美「はい!」
清志郎はあきれながらその会話を聞いていた。
ごっくん 奥田啓 @iiniku70
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