第3話 自己紹介
今話もどうかよろしくお願いします。
◇◆◇◆◇
翌日、俺はアラームの音で目覚める。
現在の時刻は6:30だ。
昨夜はアラームかけてたからな。
少し余裕を持って起きることができた俺は、鼻歌を歌いながら、朝食を作る。
「〜〜♫〜〜♪〜〜♬」
焼いた食パンにハムと卵を乗せ、齧り付く。
うん、うまい。やはり、卵は最強だ。
朝食を食べ終えると、身支度を始める。
制服を着ると時計は7:30だ。
登校時間まではまだまだ時間に余裕があるが、
(今日は早めに行くか……)
◾️◾️◾️◾️◾️
教室に着くと時計の針はまだ8:00を指していた。
自分の席に座ろうと思ったのだが、覚えていなかったので座席表を見に行き、自分の席の場所を見つけると、席に向かう。
「おはようございます。」
席に座ると隣の席の女の子が挨拶をしてきた。
「ああ、おはよう」
「初めまして、私の名前は細川叶です。一年間よろしくお願いしますね」
「ん?初めまして。俺は禊煉だ。」
「やっぱり」
細川さんが少し頬を膨らませている。
???何が『やっぱり』なんだ?
俺が首を傾げると
「禊さん、私、昨日挨拶しましたよね。禊さんったら、机に突っ伏したまま『よろしく』とだけ言って、そのまま寝ようとしましたもんね!そりゃあ私が挨拶したことなんて覚えてないですよね!!」
そう言われた俺は急いで昨日のことを思い返すと……
………
………
………
あっ!!!
思い出した!
流石に悪いと思った俺は
「ご、ごめん……」
と謝るが
細川さんは拗ねたままだ。
「ほ、本当に悪かったって」
「私、こう見えて、喋ったことある人に忘れられたことないんですよ」
うん、細川さんみたいな美少女のこと忘れる人なんていないわな。
「本当にごめん!俺にできることなら、なんでもするから!!」
「今、なんでもって言いましたね」
「お、お手柔らかに……」
そんな会話をしていると ガラガラッ 教室の扉が開いた。
入ってきたのはサファイヤのような瞳をした女の子だった。
「かなえんかなえ〜ん」
その子はこちらに向かって駆けてくる。
そして、細川さんの目の前まで来るとその勢いのまま抱きついた。
「おはよー!!」
「ちょっと!燿、離れて!」
どうやら二人は知り合いらしい。
「むふ〜♪かなえんが可愛いのが悪いのだ〜♪」
その子は一向に離れようとしない。
すると、また人が入ってきて、 二人を引き剥がす。
「はぁ、ばっかじゃないの。叶が迷惑してるでしょ。」
その人は、綺麗な黒髪を靡かせながら、クールな雰囲気をまとっていた。
「あ、ありがとう、佳奈。燿ったらいっつもくっついてきて……はぁ、、、」
この三人は仲が良いみたいだ。
三人寄れば文殊の知恵というが、美少女が三人集まれば眼福だなぁ、、、
しかも、細川さんはこの中でもダントツで綺麗だ。
こんな綺麗な子が隣の席って、俺、運いいなぁ。
こんなことを考えているとチャイムがなった。
「ほら、佳奈も燿も席に座って。」
「むぅ、いいじゃ〜ん。席だって、前後なんだし。」
「そうだけど、先生ももう来るから。」
「は〜い」
ガラガラガラと教室の扉が開き、声が聞こえてきた
「はい、みんな座ってね」
担任の先生が来たようだ。
「はい、それではホームルームを始めます」
朝の連絡が終わると授業が始まった。
1時間目はLHRだ。自己紹介をするらしい。
1人、1人教卓の前に立ってするんだと。
「1番の人からよろしくね」
先生がそういうと、1番の人が立ち上がって、教卓の前まで歩いた。
◾️◾️◾️◾️◾️
40人全員の自己紹介が無事に終わった。2時間目にも少しばかり突入したが、先生が担当の科目なのでラッキーだった。
細川さんの時だけ男子の目の色が違ったな。
俺?俺は無難に済ませました。
◇◆◇◆◇
投稿が遅れてすみませんでした。テスト期間だったので許してくださいm(_ _)m
フゥ、アブナカッタゼ。リュウネンスルカトオモッタ。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
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