第19話 お泊まりの寝る前って永遠に話すよね
秋山が風呂から出てきた後、俺もすぐに風呂に入った。
眠くなってめんどくさくなる前に入っておかないと多分入らなくなる。
流石に数日入らないとかはやらないけど
結局お風呂上がった後も、リビングに居る。
なんかスポーン地点みたいだな。
「あ、後輩に退院したって言うLINEしてないな」
「東海林君まだあの子にLINEしてなかったの?」
「完全に忘れてた」
「…あの子?…」
「中学の同級生の妹」
「…同級生は同じ…学校なの?」
「他の高校だな、俺はそいつと仲良かったから、同じ高校が良かったけど」
「僕は苦手だったよ」
「秋山は、そもそも学校に来る事少なかった気がするけどな」
「それでも、東海林君が迎えにきた日は行ってたよ」
普通の人は友達が家に来なくても、行くと思うんだけど、秋山はもうしょうがないね。
一人で生きていけなさそうだよな。
「…介護?」
「どちらかと言うとしつけ」
「あれ?僕って人間だと思われてなかった?」
「あながち間違えではないのでは?」
「…やばい人」
「響君は人として見てくれてる」
「やばいって言われてるぞ」
「まぁ細かいことだから大丈夫だよ」
そんな会話をしながら俺は後輩にLINEを送った。多分返信はすぐには来ないし、ブロックされてる可能性もあるよな。
よく考えたら響って、携帯持ってるのか?
使ってる所を見たことがない。
「響、携帯持ってる?」
「…持って…ないよ」
「人と連絡取る時は、どうしてるんだ?」
「…連絡取る人が…居ない」
「数年前の秋山みたいだな」
「東海林君、そろそろ寝なくて良いの?」
「…永眠?」
「まだ死ぬ気はないし、確かにそろそろ寝た方が良いな」
「…眠い」
「なら寝室に行くか」
俺達はリビングを出て寝室に向かった。
てか寝室に向かうのは良いんだけど、どうやって寝ようか。
流石にベットに3人はきついな。
後は誰か布団で寝るとか、3人全員布団で寝るとかあるけど。
そんな事を思っていると寝室についた。
「さて、どうやって寝ようか」
「響君をベッドに寝かせれば良いと思うよ」
「なら俺と秋山は布団で寝る?」
「…私も布団で…寝る」
「響君も布団なら全員布団で寝るの?」
「まぁ、そう言うこともあるよな」
「あったら困ると僕は思うよ」
「最初俺の家に秋山が来た時も布団だったけどな」
「そうだたっけ?」
「流石に俺はベッドで秋山が布団はダメな気がしたからな」
秋山が最初に来た時は、迷惑になると思ってベッドを選ばなかったらしい。
まぁ選ばないのは良いけど、泊まらせてる時点で迷惑ではないと思うんだがな。
結局二人とも布団で寝たんだよな、それも二つ布団を引いたはずなのに、起きたら秋山は目の前にいたからな。
普通に少し心臓に悪い
「…布団は3枚…あるの?」
「あるよ、数年前から秋山がよく泊まりに来るから買い足した」
「多分買ってから使ってる所見たことないよ」
「秋山が一緒にベッドで寝るようになったからな」
「…一緒?」
「一緒に寝ることが多いな、まぁ布団を片付けなくて済むからそっちの方が楽だけど」
押し入れから出したりするのがめんどくさいけど、結局使ってなくても、1ヶ月に一回とか洗濯したりするから、そのまま出しっぱなしでも良い気がしてきた。
「響君はどのくらい家に住まわすの?」
「高校終わるまでか、響の家庭がまともになるかのどっちかじゃないかな」
「結構長くなりそうだね」
「………うん………」
「響、眠くて何も考えてなくない?」
「もう布団引くかい?」
「そうだな、もう引いて寝よう」
押し入れから布団を出して、引いていった。
俺の部屋の押し入れマジで半分ぐらい布団が占領してるんだよな。
「俺は端っこの布団で寝ようかな」
「響君は東海林君の隣の布団で寝れば?」
「…いいの?」
「明日は東海林君の隣で寝るから大丈夫」
「何も大丈夫ではないけどな」
「…寝よう」
本当に響が限界を迎えてる気がするので、全員布団に入って寝ることにした。
電気はリモコンで消せるから楽だね。
「おやすみ」
「…おやすみ」
「おやすみ〜」
布団に入って数分経っただけで響は寝てしまった。
本当に眠かったんだろうな。
とりあえず抱きついて寝てみるか。
明日起きた時の反応面白そうだし
後書き
よく19話まで続いたよな。
どうも大学に迷いすぎて、3回また違えた作者だよ。
これからは基本的に2日に一回ぐらいの投稿で目指すかな。
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