改造人間X
ねむねむ
第1話 はじまり
目を開ける。
ぼんやりとしている。
ここはどこだろう。
もう覚えていない。
何も思い出せない。
私の名前は何だ?
私の家はどこだ?
思い出せない。
ゆっくりと起き上がる。
お世辞にも柔らかいとは言えないが、固くもない無機質なベッドから、周りを見渡す。
周りは白い壁で覆われた病室のようだった。
どこだ、ここは。
とりあえず体に問題がないか手を開いて閉じて、を繰り返してみる。
大丈夫そうだ。
足にも問題はないように見える。
ぺたん、とベッドから降りる。
窓もひとつもない病室には、ドアがひとつだけあった。
そのドアを開けようと、一歩一歩ドアに近づいていく。
ドアに手をかけた時……
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