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  • 天井桟敷よりへの応援コメント

    あちらの御作のおかげでこんな素敵な作品にも出会えて良かったです✨こういうの大好きです。

    伝えたいものとそれを効果的に伝える技巧。

    これですよね。
    伝えたいものに対してまっすぐな気持ちがある場合は、いれもの(文章や弾き方等の技巧)が拙くても読み手や聴き手の心に響く。

    対して、いれものが大きく深いほどに目が高い鑑賞家ほど中身もそれなりのものを期待してしまう。なぜならそれを識っているから。それなのに中身がスカスカ(真摯さがない・深みがない等)だと肩透かしを喰らった気がしてしまう。そして、「モゴモゴ」となっちゃう(笑)。

    私もプロのピアニストや歌手も好きですが、オーディション番組が大好きなのは素人の魂というか心に惹かれるからですね。
    カクヨムもまた然りです。
    あちらにも追記しましたが、あまりはっきり書けなかったので分かり辛かったようですみませんでした(私ごときが偉そうに…となりそうで婉曲的になりました笑)。

    作者からの返信

    葵 春香さん

    オーディション番組なら、AGT、BGTが好きです。編集されたものを観る程度ですが。
    とくに歌ですね。
    容姿はTV映りには向かなくとも、その歌唱力を存分に発揮する素人さんたち。ゴールデンブザーの瞬間も派手でいいですよね。
    会場にいたらもっと感動するのでしょうね~。

    先日お話しに出ていたフジコ・ヘミングさんも、完璧ではないけれど、人の心を震わせる力をお持ちです。
    もう90歳を超えていることにびっくりです。
    あのお年ならばタッチが時折ぶれぶれっとなることも当然ですが、そんなことも気にならない。
    強い音ががちゃがちゃしてるな~と想うのですが、それでも星と星が鳴っているようで、全体の音色がすーっとしてますよね。

    楽譜は同じなのに人によって演奏が違うというのは、まさに同じように文章が巧いのに……にも通じますね。

    わたしは巧くなったら終わりだくらいの気持ちで、車輪が一つしかない自転車をこいでいるような気持ちなのですが、そうやってガタガタやっているお蔭で、すいすい漕ぐことは必ずしも良い小説を意味しないということも早いうちに分かったのかもしれません。

    カクヨムの小説は粗も熱量もそのままなのが面白いですよね。


  • 編集済

    天井桟敷よりへの応援コメント

    素晴らしい作品をありがとうございます。
    冒頭の描写の引力、題名に込められた「天井桟敷」の真意まで短編として珠玉の作だと思います。無駄のない語り口が、饒舌なまでに音楽について語る口吻を引き立てているように感じました。作中において、主人公の立場がわかる描写や、背後にある豊富な知識が垣間見える言葉選びが卓越しています。原稿の合間に読んだためか、作中に綴られた音楽への真摯さに目眩がするような心地でした。物語に通底する、狭量とさえ思える祖母の嗜好がまた凄まじい。凄絶な、最早峻拒の言葉に値するような姿勢は、書き手として胸に迫るものがありました。
    陳腐なことしか言えず不甲斐ないかぎりです。貴重な読書体験に心より感謝申し上げます。

    2024.02.19 追記
    ご丁寧なお返事までありがとうございました。
    また、拙作にも嬉しいお言葉を賜り恐れ入ります。題名については、もともと第3部の完結後に改題するつもりでおりました(他意はありませんので、誤解のないようお伝えしておきます)。舞台にモデルがある場合、参考サイトに追加しているのでご活用ください。

    譜面の書き方、作曲の作法はまったくの門外漢ですが、厳しいルールに則るからこそ表現できるものがあるのだろうなと感じました。小説に似ているとのお言葉も頷けます。拙作も、横読みや縦読み問わず、均整のとれた文章を目指しておりとても参考になりました。ご感想がとても励みになりました。短歌のレビューコメントと重ねてお礼を申し上げます。
    こちらはご返信には及びませんのでご寛恕ください。

    作者からの返信

    蘆 蕭雪さん

    こんにちは。
    こちらでなんですが、御作「白魚舟と往く」三章で終わりなのですね。
    画面を開くと毎回想いますが、ひらがなと漢字の配分が美しいです。
    実は、題名から勝手に心中ものかと想っていましたことをお詫び申し上げます。

    いつも素敵な場所にばかり氷見さんと浮舟さんの二人が行くので、半分観光気分で登場する場所や店を検索したりしています。
    よく知っている処が出てくると嬉しかったりして。

    譜面書きはちょっと小説に似てるかなぁと。
    大きな出来事が人生にあり、それを題材に小説を書くのであっても、その感情をそのままぶつけるわけではありませんからね~。
    そういう作曲家もいるのでしょうが、意外とすん…と醒めた顔で音符を書いてるような気がして。

    かなり厳格なルールに従って作曲は行われるので、喜怒哀楽に引っ張られることはない、けれどもそこには一旦整理された上で音に乗せる人間の感情が確かに脈うっている、もしかしたら最初の感情よりもより大きく、より効果的に。
    それが人の心にも伝わる。
    そんなイメージです。

    身近にあんな祖母がいたら絶対にグレる自信があります。なので主人公の両親と、おばあちゃんは不仲なのです(笑)
    ピアノ教室も絶対にお父さんの教室の方が楽しそうですよね。

    いただいた感想の方が立派、という感じでただ今赤面しておりますが、ありがとうございました。

  • 天井桟敷よりへの応援コメント

    綺麗な文章と音楽の知識に圧倒されました。
    私は音楽についてはほとんど無知なので、そういう世界が確かにあるのだと思わせてくれる作品でした。

    音楽も小説も、本人が好きになればそれが正解という気もしますが、それでも一般的な評価というのもありますよねえ。
    書く身としては、こういったところを良く知りたいものですが、未だに良くわかりません。

    作者からの返信

    筋繊維爆男さん……。
    爆男さんのファンになってしまいました。問答無用で筋トレしたくなる令和2023年のブートキャンプ。
    小説を書くことは9割がコツコツの地味地味作業、まったく地道な筋トレですよね~ふぅ。

    ベストセラーでも全然響かないこともありますし、大昔に初版で絶版になった小説でも素晴らしくて手放せないものもあります。
    だから書き手としては、自分の書いているものを信じて、一生懸命書くのがやっぱり正解なんでしょうね。

    一人でも自分の書いたものを好きになってくれたらいいなと~願いつつ、その為にも自分の書きたいものを妥協せずにお互い創っていきましょ~(´▽`)

    読んで下さってありがとうございました。

  • 天井桟敷よりへの応援コメント

    こんにちは!

    格調の高さを感じさせながら、読みやすい文章にまず脱帽でした。

    そして、芸術、芸の世界のおはなし
    に頷くばかりでした。

    有難うございました💐💐🎼🎵🎶

    作者からの返信

    お読みくださいましてありがとうございます~。

    おばあちゃん、ちょっと許容範囲が狭すぎですよね~。いろんな「良い」があるのに、自分の好きしか受け付けないという偏屈。
    でもこういう人が伝統芸能を支えてきたのかもしれませんよね……。

    読んでもらえて本当に嬉しいです!ありがとうございました♡

  • 天井桟敷よりへの応援コメント

    ん~。いいラストでした。花束をそこにもってくるとは。
    文章も整っていて落ち着いて読めましたし、何より語彙力の高さが窺われて、思わずため息が出る良作でした。
    祖母の審美眼(耳ですかね)の高さと優しさ、主人公の思い、どれも心洗われる思いでした。5000字でこれ程描かれる作者様に敬服するばかりです。
    素晴らしい物語をありがとうございました。また、良作を読ませてください。

    作者からの返信

    5000字では足りなかったんです実は笑
    気が付いたら4800くらいになってて、うぉおお? と慌てました。時間との勝負なので、ひい~と云いながら書いてました。
    クロノヒョウさんのお題は短時間でいかに着想してそれを書き上げるかなので、みなさんの多彩で自由な発想と、ダッシュ力にはいつも感動しちゃいます。
    ハードボイルドを書かれる方って、意外とコメディもお得意な方が多いですよね……!
    普段シリアスにやっている分、羽目を外したくなるのでしょうか。基本がハードボイルドの文体でお笑いにもっていかれると、おかし味が余計に出るのか、毎回楽しませてもらっております。
    読んで下さってありがとうございました。

  • 天井桟敷よりへの応援コメント

    いろいろ思い出したり、考えさせられたり。
    音楽に限らず、芸術って「分かる人には分かる」じゃないですか。
    おばあさんは分かる人なんですね。

    眼高手低な私も音楽をやるのですが、他人の音楽を聴いていて
    「へえ、君には音楽ってそう聞こえているんだ」とか不遜な感想をもったりもします。口には出さないですけどね。

    分かる人と分からない人が、ていねいに描かれていて素敵でした。

    ちなみにピアノは父親から習わない方がいいです。私はそれで失敗しましたw

    作者からの返信

    どのような分野であれ、たとえ眼高手高であっても、意識的には自分はまだまだ眼高手低だな~と精進する人がほとんどじゃないでしょうか。
    眼低手低もあるし、
    眼低手高もあるかな? ←こちらは自信満々で生きてそうです笑

    たとえスタートは眼低の人でもセンスが良ければ眼が高くなっていくので、本物に触れるというのはプロセスとしてとても大切だし、最初はちんぷんかんぷんでも良いものに接していると自然と眼は高くなるので、たくさんの良作に接するのは大事ですよね。

    柴田さんも音楽をやられるのですね……! わたしは致命的に手が小さくて、どうしても越えられない壁が増えてきたあたりで遠ざかってしまいました。同じ年齢の男の子がバーンと迫力を出して弾くのをきいた時には楽器も筋力だな~としみじみしたことを今も鮮明に憶えています。

    親から習うと虐待まがいになっちゃいますよね笑
    読んで下さってありがとうございました。

  • 天井桟敷よりへの応援コメント

    なるほど芸術には受け取る側にも天才がいるのかもしれない、と感じました。
    周囲の人たちは皆、本音ではおばあさまに認められたかったでしょうね。
    最後に、自分なりのピアノで別れの曲を弾く主人公の、音楽に向き合う姿勢とおばあさまへの静かな愛に、胸打たれました。

    作者からの返信

    画家でも死んでから評価が爆上がりするアーティストがいますよね。安く買って高く売るつもりで生前は評価を抑えていたあこぎな画商の作為もあったかもしれませんが、それでもまったく売れずに評価されていなかった時期からその人の才能を信じて支えていた人たちもいるんですよね~。
    このおばあちゃんは守備範囲が狭すぎですが、流されやすい人たちの間にあって、おばあちゃんのように揺るがない眼をもつ人も、必ずいるのが面白いですよね。
    読んで下さってありがとうございました。

  • 天井桟敷よりへの応援コメント

    特別企画にご参加ありがとうございます🙇

    なんて素敵なピアノの表現でしょう(*´-`)
    お祖母ちゃんみたいな人いますよね。人とは見方や聴こえ方が違うのでしょうね(*´~`*)
    勝手な想像ですが同じ音楽をやる人間として自分もお祖母ちゃんに褒められたい。臼咲くんに嫉妬する。そんな感情が私の中にわいてきました。
    うまくやろう、感情を込めようとすればするほどきっとお祖母ちゃんには褒められないと思いました。
    臼咲くんのように感じたままをただ素直に表現できたらなと。
    わあ(>_<)
    長々と妄想を失礼しました(〃艸〃)テヘ
    めちゃくちゃ面白かったです(///∇///)

    作者からの返信

    こちらこそ気まぐれなタイミングで企画に参加させてもらっております、ありがとうございます♡

    おばあちゃんみたいな人はいるんでしょうが、別にそれだけが正しいわけでもなく、ただその人のストライクゾーンが狭いだけでは? と想ったり。
    こんな人だと育つ芽も潰しちゃいますダメダメ。

    クロノヒョウさんも音楽を嗜まれるのですね。なんて多才な。
    どんな世界でも申し子みたいな人はいて、その人には敵わないかもしれないのですが、勝つ必要もないよなぁと。
    自分は自分で精進していくとよい部分が伸びるので、別のカラーを持つことで自分を見失わないで済むのかなぁ~なんて考えてます。
    でも音楽の才能ってまた異次元の凄さがありそうで、実際に申し子が近くにいたら、へなへなと自信喪失しちゃいそうですよね(>_<)
    絵画や小説とはまた違う圧倒的な神童がいる気がします音楽には。

    とても楽しく参加できました。ありがとうございました。

  • 天井桟敷よりへの応援コメント

    眼高手低の堅物なおばあちゃん、嫌ですね笑
    廉太郎の思い出の随所にいるおばあちゃんがずっと自分を貫いているのが良かったです。
    天国から鋭い視線を向けてるのかな?と想像しました笑

    素敵なお話をありがとうございます。

    作者からの返信

    嫌ですよねえこんな人が身近にいたら笑
    いたら、もうドン引きですよ(*_*;
    でもこんな感じのお年寄り、前時代にはいっぱいいた気がします。今はみんな優しいですから。
    芸ごとの世界にはまだいるかも知れませんね。しかもみんな「あれがいい」「これがいい」云う事違ってたりするという笑

    読んで下さってありがとうございました。

  • 天井桟敷よりへの応援コメント

    なるほど眼高手低ですね

    作者からの返信

    そうなんです(^^)