フィナーレを飾る花束
たから聖
第1話 サヨナラは花束を……
『ウソだろ?』
『……ホントよ。』
私達二人は、付き合って8年になる。結婚の話もチラホラ出てたけど、なかなか踏み切れずに居た。
わたしは…何故か結婚の事になると不安になってしまっていた。
そんな時……
年下の男の子との出会いがあった。初対面の時は……
友達同士の集まりで飲み屋で話していたが、
なかなか馬が合うのだ。
そして……帰り際
『
と年下の
返答に困った挙句……
YESと言ってしまった。
そこからは、
久しぶりに
2人でラウンジのバーで
隣同士に座り、乾杯をすると……
見慣れないモノを出してきた。
『
何カラットあるんだろうか?
相当無理して買ったんだと伺える。だけど……私の気持ちは、
指輪を見て、気持ちがハッキリしたのだ。
私は
『ウソだろ?』
私は絞り出すかの様に声を出す。
『ホントよ。』
8年間、、、色々あったよね?
だけど…私達
これで良かったのよね?……と
返事の無いのが分かっていながらも、質問を投げ掛ける。
ズルい女そう責めても良いんだよ?
だけど……あなたは笑ってた。
私は最後だから……と
約束の場所へと向かったのだが……
大きな大きな花束を持った
『
私は驚いたが、満面の笑みを浮かべて
私の好きな……カラーの花束。
何本も何本も数え切れないくらい。
『
冬弥は私を力強く抱き締めながらも、肩が震えていた。
『幸せになれよ。な?』
私達のフィナーレを飾る花束は…
白いカラーの花束だった。
ありがとう
貴方はソウルメイトみたいな
人だったのかも知れないわ……。
タクシーに乗り式場へと移動中に
なぜだか涙が沢山溢れてきた。
私は1人つぶやいた。
『ありがとう、ごめんね?冬弥』
END
P.S 白いカラーの花言葉は
《清純》を表す。
フィナーレを飾る花束 たから聖 @08061012
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