第7話

次の日,さなは朝一に龍馬を学校の校舎の影に呼んだ




「話があってさ、ごめんね急に」




「大丈夫…、でどうした」




龍馬はニコニコとさなの方を見ている




「瑠香のことについて…なんだけど」




それを聞いた途端龍馬の表情は曇り、「あぁ、瑠香か…」と呟いた




「瑠香のことについてどう思ってる?」




内心心臓バクバク状態だ




これで嫌われるかもしれない




けれど気になるのだ




大好きだから




知りたいのだ




それくらいに覚悟を持っている




さなは真剣な目を龍馬に向けると龍馬は困った顔をして口を開けた




「仲いい友達…、以上はあるかな…?」




仲いい友達以上…?




なに、それ




つまりどうゆうこと…?




「瑠香は龍馬のこと好きにならないとか言ってたよ」




これしか方法がないのだ




ごめん、ごめんね、許して…




瑠香…




「…それくらい知ってるよ」




龍馬はうつむいて悲しげな表情を浮かべた




「でも…ね? 池上は優しいから応援してくれるって思ってるよ」




「…え?」




さなはポカーンと立ち尽くす




「…つまり、どうゆうことですか?」




龍馬はさなの目を見つめてニコニコと微笑んだ




「俺は一方的に瑠香のことが好きだよ」


















え?






















































聞き間違いであろうか?




















































「…好き?」




さなは恐る恐る龍馬に視線を向ける




「瑠香には絶対に言うなよ?w」




そういって龍馬は去っていったのであった










ダメ




絶対にダメ




両想いに築いたらダメになる




この恋終わっちゃう




止め…なきゃ…




引っ付かせたくない




さなの胸の仲はざわつき、胸の仲がギューと締め付けられたように苦しい、胸が泣いている




許さない…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


それから数分後


「おっはよ~‼」




瑠香だ




瑠香が登校してきたのだ




さなは瑠香の方へズンズンと真顔で向かう




「瑠香」




さなの口から暗い声が漏れる




「ん?」




瑠香はさなの方へ視線を向け、笑顔で答えた




「ちょっと、学校校舎の影きて、まだホームルームにまで時間あるし」




瑠香は不思議そうな表情でさなを見た




「いいけど…? どうしたの?」




「いいから」




この時のさなの表情は目にハイライトがなく、闇落ちしてしまったかのような表情だった




瑠香はさなの後ろについていく時にとんでもないことを言った




「私、龍馬のこと幼馴染的には嫌いだけど好き、恋愛感情的には見ていないし、さなから取ろうなんて思ってもいない、全力でさなを応援するよ」




と…




さなが言おうとしていたことをまるでテレパシーみたいに伝わり、聞く前に答えたのだった




「なんでそれを…?」




瑠香は悲しげな表情だが、口元はほんのり笑っているか切ないような表情で




「親友でしょ? 言いたいことぐらいわかってたって」




といった




「…そっか」




さなはこれぐらいしか何も言葉が浮かばなかった




そのまま二人は気まずい雰囲気で廊下を歩き続けた


毎回1000文字くらいいっているのきづいているでしょうか…?




それではまた次でお会いしましょう

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