第14話 配信世界で初配信後の雑感2
予定調和と言いますか、天丼と言いますか……やっぱりやり過ぎました。
だってテンション爆上がり中のわたしの歌とかダンスの調子が良すぎるんだもん! 物理的な身体がないから、もはや悪くなることがないのかもしれないけど。歌枠でうみちゃんが歌ってるのを聞いたばかりだから、もううみちゃんになった気持ちで歌ったんよね。
で、歌を録音して聴いてみたらこれまでで一番の出来だったので、調子に乗って加工をしてみたんよね、なぜか。深夜のテンションって分からないよね〜って言うのと同じぐらい、この世界のテンションって分からないわー
それで、わたしはソフトウェアの操作を感覚的に出来るようになったわけで、動画加工を始めると、リアルでは出来なかったことが簡単に出来てしまうわけなんよね。じゃあ、出来ることが楽しくなってきて、自分に出来る限界まで作り上げちゃおうって思っちゃって、歌詞入れたりエフェクト入れたりして動画として仕上げたくなっちゃったんよね。
そしたら、出来上がったものは、完全に歌ってみた動画になっちゃったんよ……
いや、だって、こんなストレスフリーに思った通りに動画を仕上げられるなんてないよ? キーボードとかマウスすら使わないから、イメージをすればイメージした通りに出来るなんて、思い描いた最高のものを作ってみたくなるじゃん。リアルなら画像ひとつ呼び出すのにも、マウスポインタを動かしてフォルダを開いて、あれどのデータだっけ?とか手間取ったりするのが、なんなら今この瞬間に作ったデータをそのまま思ったところにピタッと配置出来ちゃうんだから! パーツ動かすのだってちまちまバーを動かして決めてやる必要も無いんだよ? グリーンバックじゃない背景だってわたしの認識した通りに抜けちゃうんだから、便利なんて言葉じゃ言い表せないぐらいに便利だよ。全てのアプリやソフトはこうあって欲しいってぐらいしっくり来るんだよ! こんなの動画作るのが楽しくならないわけないよ。もう出来るとこまでやっちゃおってなるよね! ハァハァ……
で、正気に戻るとやり過ぎた感があって恥ずかしさを覚えているわけで……お蔵入り……は、流石に勿体ないから……上げちゃおうかな……
うん、歌うのを楽しんだんだし、作るのも楽しんだ。アフタートークでも新しいことするってみんなに言ったから、上げてしまえば良いよね!
思い付いたらすぐ実行っていうけど、わたしの場合思ったらホントに実行できちゃうから困っちゃう。言ってる間にアップ出来ちゃった。
少しの引っ掛かりとひと仕事やった後の充実感を感じながらわたしは眠りにつくのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます