aまいかおりのネームプレート
ゲームの名前入力欄 aの羅列
男の子ってaばかり書いている
aaaaaaああああああああああああ…
馬鹿ではないか?入力できる最大まで文字を詰める辛くなると面倒になるとaで濁す お道化るのはやめてよ
おかしいと思ったら線を引いて私と異常な世界に区切りをつけていたのにいつの間にか私の足元にはもう一本線が引かれていてそれの向こうに沢山の人だかりができているそんな人たちはミキサーで具ちゃぐちゃにして魚の餌にしてしまえ
色が変わっていく林檎 綺麗なものが腐った匂いが好き
A.良い臭いがしますか? 急に布団に入りたくなる
魔法を解いてあげる 手を伸ばす
テーブルの上の果物に手を伸ばす 器の底に溜まった魚の骨を集める
そういうことをしているときが好きなのは間違っているのか他人から見て気不味いものなのか今までずっと一人でいたというのに
なにそれが好きかってまたそうやってあなたは鎌を掛けてから会話をするんだとわかっているし私がそれを見ていたらどういうところが好きなのなんて聞いてきて話を合わせて
もし嫌だと言ったら自分もそうだと言ってそれに合わせるのだ
なんと心地よい!!(笑)
何故はっきりものを言えないのか具体的に伝えることを憚られるのかと自分を問い詰めるが未だに明確な答えは出そうにない
ああああああああああああaaaaaa…
解らないでしょう だから貴方は私に近づかないでしょう
銀のカップの縁を指でなぞると容器を青空が満たした
ブールドネージュを入れた器が引っ繰り返り一つ二つとくるくる転がっていくのを見ている 不安に似ている
ぼうっとしていると右目が斜視になっていくどこまで滑っていくのだろうどこまでもどこまでも滑って 放っておいたからアイスティーは味が薄まってしまった
人のことを解らないという人は解かろうという気を起こしただけ偉いのだろうか
ホールケーキを切り分け食べ合える相手がいることはそれはそれは幸福なことだけれどきっといつかは一人で腐った一欠片までを頬張ることになるのだ aあ
aaaaaaaaaaaaaあ…
そうなる前に誰でもいいから大切だと思える人を見つけないと
いけませんか? a
だんだん人間じゃなくなっていく気がするのに鏡には少しも型崩れしていない人影が映っている
aaaaaa…
お風呂のガラスは曇っていて視力の悪い私はそこに誰かが映っていることを理解出来ません
ああ
トイレのドアを開けるとベルフェゴールがこちらを睨んでいて私は
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