摂食障害と私

みどり

第1話

私は25年前、四国の田舎で産まれた。



3歳上の姉がおり、家族も仲良く、金持ちでも貧乏でもない、普通の家庭で、すくすくと育った。


小学生に上がって友達も多くて、みんなの人気者という程では無いが、それなりに楽しくのびのびと過ごしていた。



最初に自分が「他の子より太っている」と思ったのは、小学3年生のころ。

1番仲の良かった友達が、体質なのか、ものすごく細く、隣に並んだ時に「私太ってる!」と気づいた。


とはいえ、今当時の写真を見返すと、「すこしぽっちゃり」くらいで、決して太り過ぎだというほどではなかったが…。



もともと家族全員、結構ぽっちゃりしていた。

みなよく食べる。

ご飯はおかわりするし、こってりしたおかずが多かったし、夜食にハンバーガーを食べていた。


私は食べることが大好きだったため、小学生の間は、少々コンプレックスに感じることはあっても、ダイエットをするなんて概念はなかった。



というわけで、体型は変わらないまま小学校を卒業した。

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