だましぶね

水平線を捕まえ、儘、


アナタはかざぐるまを/ふたりのりの舟を置く

冷ややかな翠雨は指先から伝わり地表へ澄んだ、


静かに笑む水鏡は



瞳を閉じて手を握りあって、

3つ數えてそのうちに

見失っただけです



焦がれ死ぬのは線香花火、潮溜まりには彼岸花、

後ろ髪だけぬれそぼつ

そのまなざしの行く末を、思い返すように青空を

切り取って、終い

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