魔法の本の、昔の話
スクルィ・トォーレ
魔法の本の、昔の話
、、、どうして泣いてるの?
なになに?魔法が、使えない?
そうか、、、『君も』そうなんだね。
なら、ちょっと僕の話を聞いてくれるかい?
少し昔の、ちょっとした話さ。
◇◇◇
「ごめんなさい、少し迷ってしまって、、、王城通りに出る道は何処ですか?」
それは突然の出来事だった。いつも通り新聞売りの仕事を終え、家に帰る途中。とってもキレイな彼女が話しかけてきたんだ。これが僕と彼女の初対面。落ちこぼれだった僕と、空を彩る星のような彼女との初めのお話し。
「ああ、王城通りなら、あそこを曲がって真っ直ぐ、二つ目の角を右ですよ。少しいけば通りの屋台の光が見えますから。」
ありがとうございますっ!なんてはしゃいで言った彼女は小さく星を散らした。そこでわかったんだ。ああ、彼女は数少ない宇宙の魔法の持ち主なんだって。
「わあっすみません。私、魔法の制御がちょっと苦手で、、、」
「いえいえ、とってもキレイでした。見せてくれてありがとうございます。」
申し訳なさそうな彼女に向かって僕はそう言った。だって、本当にキレイだった。昼を知らないこの国では、星なんて見慣れたもの。だけど、彼女の星は今までのどんな夜の星よりも美しく輝いていたんだ。光に溢れるこの国でも見たことないような、なによりもキレイな星は、一瞬で僕を魅了したんだ。
「あ、あの、もし良ければ、私を王城通りに連れてってくれませんか?あっもちろんお礼はいたします!この辺はじめて来たので、恥ずかしながら何も知らないのです、、、」
小さく縮こまる彼女は、なんでも知っているように見えて、何も知らないらしい。彼女の姿を見て分かった。多分彼女は、どこかのお貴族様のお嬢様なんだろう。彼女が来ている服は、僕が着ている普通の下町の服と違って、シミ一つない美しい布で出来ていた。可愛らしい赤のポンチョコートのレースが柔らかく揺れている。
「分かりました。それでは僕といきましょう。」
僕はちょっとカッコつけて、彼女の手を取った。そして王城通りに向かって歩き出した。
「本当にありがとうございます。えっと、、、」
「ああ、僕はレイって言います。家名はない、ただのレイ。あなたは?」
「えっと、私はミレ、じゃなくてミラです!ただのミラ!」
彼女、ミラは何かを隠しているようだったが、とりあえず深くは聞かないでおく。でもやっぱり僕みたいな下町の平民ではないことが、様々なところから見られる。美しい歩き方、名前を隠すそぶり。でも、今だけはただのミラとして接しようと思う。
「ミラは宇宙の魔法を使うんですね。さっきも言ったけど、とてもキレイでした。」
「えへへ、ありがとうございます!レイは何の魔法を使うのですか?」
「ああ、魔法ですか、、、」
僕には他の人と決定的に違うところがある。それは『魔法が使えないこと』。この常夜の国で唯一魔法が使えない落ちこぼれ。今は幸い新聞売りなんて言う魔法がいらない仕事ができているが、少し前までは働くことすら出来なかった。親は早くに病死しており、頼れる大人がいなかった僕は、餓死する直前だったのだ。魔法中心で回るこの国では、僕は余りにも無力だった。
「僕、魔法が使えないんです。」
「えっ、使えないって、、、」
「ははは、変な話ですよね。この国に生まれて、魔法が使えないなんて。」
自嘲する様に笑う。もう、どうしようもないことだから。
「そんなことない!私は見たいです!あなたの、レイの魔法。」
「そう言ってくれるなら、嬉しいです。いつか見せられる、かなぁ」
「私が魔法を教えます!いつ使えるようになってもいいように。レイの魔法が見られるように。」
そんな話をするうちに王城通りに着いてしまった。ここでミラとはお別れだ。
「ミラ、着きましたよ。ここでお別れです。」
「明日!明日、今日会った場所で、同じ時間に待ってて下さい!魔法を教えに行きますから!絶対、待ってて下さい。」
「それは嬉しいですね。じゃあ待ってますよ。」
きっと来ないと分かってる。ただ、彼女との繋がりがここで切れてしまうのが惜しくて、約束してしまった。ああ、何をやってるんだ、僕は。
「それでは、ミラ、また明日。」
そう言って後ろを向いた。これ以上ミラを見ていたら、会いたくなってしまうから。王城近くを走る汽車の汽笛が、別れの合図のようにこだました。
「光り輝くあなたの魔法は眠ってるだけ!私が絶対に目覚めさせてあげるから!」
後ろから、彼女の声が響いた。
◇◇◇
次の日、大馬鹿者の僕は来ないと分かっているのに、一人出会った場所で立っていた。社交辞令の口約束を信じて、ミラを待っていたんだ。十分、二十分と時間は過ぎていき、三十分に差し掛かるところで、僕は諦めて、その場所に背を向けた。一瞬だけでも夢を見せてくれたミラへの感謝を置いて。その時だった。
「ごめんなさい!レイ、待って!」
ハッとして振り返ると、そこには息を切らしたミラが立っていた。
「遅れてしまってごめんなさい。待っててくれたのですね、レイ。本当に、本当に、ありがとうございます。私のこと、信じてくれたんですね。」
ふわりと笑う彼女は、僕の手を取ってもう一度ありがとうと言った。ああ、なんてキレイなんだ。
「感謝するのは、僕の方です。来てくれてありがとうございます、ミラ。さっきは帰ろうとしてしまって、ごめんなさい。」
「遅れた私が悪いんです!レイは謝らないで。それより、魔法の勉強をしましょう?今日は何をしましょうか?」
頭を下げようとする僕を止めて、ミラは輝く笑顔を見せた。そして、ミラは肩にかけた小さなポシェットの中から、小さな杖を取り出した。三日月を模した飾りに、淡い蒼を放つ魔法石が埋め込まれた、美しく、丁寧な造りの杖。それは、ミラが持つことでさらに輝きを増した。
「じゃあ、今日は魔法の基本的な仕組みを教えます!」
「分かりました、ミラ先生!」
「先生なんて、、、頑張りますね!まず、魔法っていうのは、人それぞれの属性と魔力から出来ていて、、、」
王城通りから外れた小さな道で、僕と彼女による、二人だけの魔法教室が始まった。
◇◇◇
最初の授業から一ヶ月とちょっと。ミラは三日に一度、いつもの場所に来るようになった。そして毎日一時間ちょっとの魔法教室をして、王城通りの方に帰っていく。ミラの魔法をたくさん見た。小さく光る星、赤く燃える星、青く光を放つ星、それから、もっともっと。それでも、僕は魔法が使えなかった。だから、僕は決めたんだ。今日で魔法教室は終わりにしてもらおうと。
「レイ!今日も早速始めましょう!今日は、、、レイ?どうかしましたか?」
やっぱり、ミラにはバレてしまう。彼女がよく見てくれているのは知っていたけど、こんなにカンがいいなんて。小さく息を吸って、僕は言った。
「ミラ、今日までありがとうございました。」
「えっ、、、」
「僕はもう一人でも大丈夫ですよ。少しだけど大人になれたのだから。魔法なんて、きっと、こんな僕には必要ないみたいですしね。」
ああ、声が震えてしまった。こんな時まで情けないなんて。こんな僕だから、神さまは魔法を授けてくれなかったんだろう。でも、ミラに魔法をかけてもらった僕は、きっともう大丈夫。彼女に迷惑をかけ続けるわけにはいかないから。頬を伝う雫を見ないふりして、僕は彼女の方に向き直った。
「そっか、そうですよね。素敵な、素敵な、想いだと思います。」
涙を浮かべながら笑ったミラは、僕に抱きついて来た。そして、僕の頬にそっとキスをした。星が瞬く美しい夜、ミラはふわりと駆けてゆく。いつもの王城通りの方ではなく、街を囲う森、幻想の森林の方へ。一度振り返って、ミラは言った。
「私は、魔法を、あなたの魔法を探しに行きます。さようなら、レイ。」
◇◇◇
それから三日。彼女はいつもの場所に来なかった。当然だ。僕が突き放すような真似をしたんだから。癖になってしまった、いつもの場所に向かう足を止め、家の方に足を踏み出したその瞬間。それは響いて来た。
「、、、だれか、たすけて。たすけてにきて、れい、、、」
突如、頭に響いたその小さな声は、紛れもなく彼女の声で。それを理解した時、僕の体に迸るのは、彼女を助けなければという想い、ただ一つだった。その時、僕の前に一本の道が疾った。ミラの魔法教室で何度も見たような、輝く星で出来た道。
「ミラッ!」
なぜかわからないけど、この道の先に彼女が居るのが視えて、僕は走り出した。
◇◇◇
ある日出会った親切な男の子との、小さな魔法教室は突然幕を下ろした。その男の子、レイの手によって。きっと私がいらない夢を見せてしまったから。乾いた笑顔で笑うレイの本当の笑顔が見たかった、私のわがままのせいで彼をもっと傷つけてしまったのだ。最後に震えた声で大丈夫と言った彼は、出会った頃よりも、ずっとずっと大人になってしまっていた。謝りたかった。ごめんなさいって。私のせいで傷ついた彼には、いくら謝っても足りないのだから。だから、最後の望みに掛けて、幻想の森林にやって来た。この森の、一つの逸話に掛けて。
《最初の魔法はこの森、幻想の森林の奥深く、どこかにあると言われている魔法の神の神殿にて授けられた》
なぜかって言われるとわからないけど、ここに来たら、どうにかなるような気がして。私の大切な人に、レイに、魔法を授けて。広い森を駆け巡った。
でも、ダメだった。私は結局、無力なただの人間だった。いくら希少な宇宙の魔法が使えても。いくら【王族】なんていう地位についていても。大きな木の根元に座り込んだ。ここで、死んじゃうのかな。森の夜は、暗くて寒くて、寂しかった。私は、沢山の人に支えてもらってたんだって、一人じゃなんも出来ないただの子供なんだって、薄れる意識の中で思った。
おかあさま。
おとうさま。
メイドのみんな。
騎士団のみなさん。
レイ。
「、、、だれか、たすけて。たすけにきて、れい、、、」
最期にこんなこと思うなんて、勝手だよね。ごめんなさい。
「ミラッ!」
目を閉じる前、最後に見えたのは、暖かな星が連なる光と、大切な、大好きな人の泣きそうな顔だった。
◇◇◇
星の道が導くまま、森の深くまで進んでいく。星の光はあるところで途切れている。あそこだ。きっとあそこに、ミラがいる。僕はさらに走る速さを上げた。星が消えた先には、大きな木の幹に体を預け、今にも目を閉じそうなミラがいた。
「ミラッ!」
少しこちらを向くと、弱々しく微笑んで彼女は目を閉じた。すぐに駆け寄って口に手を当てる。小さな寝息が聞こえて来て、ちょっと安心した。ミラは疲れたのか、眠ってしまっただけらしい。
僕の大切な、大好きな人。生きてて、見つけられて、本当によかった。
その瞬間、突如僕にやって来たのは強い眠気。彼女がいるのに僕が眠るわけにはいかないと、懸命に抗うが、なおも眠気は襲ってくる。
「、、、いたぞ!ミレーラ王女と、平民と思われる少年を発見した!」
ははは、ミラはお嬢様どころか王女様だったのか。意識が薄まる中、最後に思ったのはそんなどうでもいいことだった。
◇◇◇
目を開けると、飛び込んできたのは眩しいほどの白だった。ここは、どこなのだろうか?
「目が覚めたようね。どこか、痛いところはないかしら?何かあったら言ってほしいのだけれど、、、」
確か、僕は星の道を通って、彼女を、ミラを助けにいって、、、そうだ、ミラは?
「ミラは?ミラは無事なのですか?」
「ミラ?ああ、ミレーラ姫のことね。ええ、キミが見つけてくれたおかげで、衰弱しているものの、すぐに回復したわ。それより、キミは本当に大丈夫なの?ひどい魔力切れで運び込まれた時、意識が無かったのよ。」
目の前に座って喋る白衣の女性に大丈夫という意味を込めて頷く。
「もう大丈夫です。ありがとうございました。」
「ならいいのだけれど。言い忘れてたわね、私は王城専属の医師、ルナよ。キミが、レイ君が良くなってよかったわ。」
「ルナさん、ありがとうございました。それで、僕はどうすれば、、、」
ルナさんは僕の質問を聞くと、少し考え込むそぶりをしてから、僕の方に向き直った。
「もう大丈夫なら、キミは陛下に謁見する必要があるわね。歩ける?ゆっくりでいいわ。私の肩を貸すから、少し歩くわよ。キツくなったら直ぐに言ってね。」
「はい、ありがとうございます。あの、陛下に謁見って、、、」
「陛下は一人娘のミレーラ姫を救ったヒーローにご興味があるそうよ。ふふふ、がんばってね、ヒーローくん。」
なんだか、とんでもないことになってしまった。僕は魔法が使えない、ただの平民の子供なのに。この国を統べる陛下と謁見だなんて。懸命に現実逃避しようとするも、気がつくと僕は、豪奢に飾り立てられた大きな扉の前に立っていた。ルナさんに支えられて、僕は扉をくぐった。
「其方が、ミレーラを見つけ、救った者か。」
良くわからなくて、とにかく頭を下げる。隣にいたルナさんはいつのまにか沢山の人が並ぶ壁際に移動していて、本当に僕一人だ。
「顔を上げよ、レイ。」
「ハイッ!」
少し顔を上げた。正面には美しい玉座に座る国王陛下、右隣には微笑む王妃殿下、そして左隣には、元気そうなミラ。いや、ここではミレーラ王女か。ああ、元気そうでよかった。あの時の弱々しく微笑むミラがフラッシュバックして、また少し不安になった。
「そんなに緊張するな。今日、其方を呼んだのは、ミレーラの親として其方に感謝したかっただけなのだ。本当に、本当に、ミレーラを見つけてくれてありがとう。其方のおかげで、我は大切な一人娘を失わずにすんだ。感謝してもしきれない。」
「私からも、ミレーラを助けてくれてありがとうございます。この娘を、あなたが助けてくれたから、今日も共に過ごせている。感謝しますわ、レイ。」
国王陛下と王妃殿下が揃って頭を下げた。こんな一平民に向かって。僕は慌てて言った。
「顔を上げてください!僕もミラ、じゃなくてミレーラ王女殿下を助けることができて本当に良かったです。」
「そう言ってくれると嬉しい。して、其方はミレーラを見つける時、素晴らしい魔法を使ったようだな。其方の魔法について、教えてくれないか?」
「えっ僕は、魔法が使えないのですが、、、」
訳がわからなくなった。僕は魔法が使えない。それはあの一ヶ月と少しで証明されたはずだ。それなのに、なぜ、、、
「それはわたくしめがご説明致しましょう!」
「ほう、魔法大臣、説明を頼む。」
急に出て来たのは赤と青の派手なローブに身を包んだ、若い男性だった。この人はどうやら、魔法大臣というらしい。
「レイ殿は先程、魔法が使えないとおっしゃいましたね。しかしそれが間違いだったのです!きっと幻想の森林とレイ殿の姫を助けたいと思う気持ちが共鳴し、レイ殿の中に眠る魔法を開花させたのでしょう。どんな文献を見てもわからない、前例のない完全に新発見の魔法です!見つける、いや、姫の証言からして、『導く魔法』なのでしょう。姫を助けたいという想いが、新たな魔法を創ったのです!」
早口で捲し立てる魔法大臣閣下の言葉に驚いた。僕の想いが魔法を作ったという言葉にどうしようもなく嬉しくなる。そうか、彼女の言う通り、魔法は眠っていただけ。彼女が、ミラが約束通り目を覚まさせてくれたんだ。
「レ、レイ?なぜ、泣いているのですか?あっもしかしてどこか痛いとか!」
泣いている?僕が?頬に手を当てると、水が伝う感触がした。陛下の隣から飛び降りて、ミラは僕の方に駆け寄ってきた。そして、ポケットの中から取り出した美しいハンカチで僕の涙を拭ってくれた。やっぱり彼女は、どこまでも優しい人だ。
「ありがとうございます、ミレーラ王女殿下。僕はなんともありません。ハンカチを汚させてしまい、申し訳ございませんでした。」
「レイ、なぜいつものようにミラ、と呼んでくれないのです!ハンカチなら大丈夫ですから!」
「流石に王女殿下を愛称で呼ぶわけにはいきません。僕は所詮、ただの平民ですから。」
涙を無理矢理止めて、いつものように笑いかける。いつもの笑顔、いつもの笑顔。意識して表情を変える。こうでもしなければ、また涙が流れてしまいそうだから。でも、うまく笑えているか心配だ。
「、、、レイッ!また、あなたは自分を押し込めて!なぜ、いつもそう我慢するのです!無理に笑わなくていいんです。誰も、何も言いませんから、泣いて良いんですよ。泣いてください。今まで泣けなかった分まで、いっぱい。なんでも聞かせてください。無理に大人になって、隠してしまったことまで。私が、ずっとあなたのそばにいます。だから、初めて会った時のように、私を、信じて。」
彼女の言葉を聞いて、折角止めた涙は堰を切ったように流れてきた。ここがどこかも忘れて、声を上げて泣いた。
ああそうか、僕は嬉しかったんだ。魔法が使えなかった日々が報われて。一人ぼっちの日常に彼女が来てくれて。大切な人が、大好きなあなたがそばにいてくれて。
優しく抱きしめてくれる彼女に、本当の、心からの微笑みを見せた。
「ありがとう、ございます。ミラ、僕の大切な人。」
「こちらこそ。大切なあなたの本当の笑顔が見れて、私は幸せです。」
◇◇◇
長々と話してしまったね。
でも、これはまだ序章。
魔法の本の、光り輝くページを彼女とめくっていく、最初の話。
ここからもっともっと話が続いて、、、
「あっ!レイ、こんなところにいたんですね!探しましたよ!」
「おとーさまー!もう、探したんだからね!」
すまない、呼ばれてしまったみたい。
結局何が言いたかったって、僕は君に気づいて欲しかっただけなんだ。
彼女の言葉をを借りるなら、そうだな、、、
光り輝くあなたの魔法は眠ってるだけ!
君の魔法は、きっと大切な人ができた時に目を覚ます。
だから、あと少しだけ待ってあげて?
聞いてくれて、ありがとう。
僕だけの魔法の、ちょっとした昔話。
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